安倍首相、内閣改造人事にサプライズなし

2007年8月12日8時35分 日刊スポーツ

 安倍晋三首相(52)は11日、自民党幹事長就任が有力となっている麻生太郎外相(66)を首相公邸に呼び、今月27日に予定される内閣改造人事に向けて、約1時間半にわたって協議した。「学芸会内閣」では党内外の反発は収まらず、旧来の「派閥均衡型」人事では落ち込んだ支持率の再浮上は望めない。続投といういばらの道を選んだ首相は夏休み返上で人事構想を練ることになりそうだが、サプライズ人事は浮上していない。

 麻生外相は途中で車を乗り換え、午前11時前に裏口から首相公邸に入った。首相との協議は約1時間半続いた。安倍首相は19~25日までインドネシア、インド、マレーシアを訪れ、麻生氏は12日から24日までの日程で中東、中南米各国を訪問する。26日に予定する党役員人事、27日の内閣改造まで2人が直接会って協議できる機会は少なく、この日の“極秘会談”は、第2次安倍内閣人事の大枠を固める狙いがあったとみられる。

 安倍首相は、辞任する自民党中川秀直幹事長(63)の後任に麻生氏を充てる意向を固めている。官房長官には首相の信頼が厚い菅義偉総務相(58)が浮上。森喜朗元首相(70)が首相に処遇を求めている福田康夫元官房長官(71)、谷垣禎一前財務相(62)、丹羽雄哉総務会長(63)が重要ポストに起用されるとの見方が出ているが、支持率浮上につながるような「サプライズ人事」は、まだ浮上していない。

 複数の永田町関係者によると、「人心一新」と明言した安倍首相は8月に入って、目玉としてジャーナリストの桜井よしこ氏(61)に入閣を要請したとの情報が流れている。憲法改正問題などで桜井氏は安倍首相の姿勢を評価しているといい、日本テレビのキャスターを長く務めるなど知名度も高いことから要請したとされるが、「桜井氏は断った」(永田町関係者)といわれている。

 政治評論家の有馬晴海氏は「国民に『変わった』という印象を持たせる意味でも、起用があり得る」として、舛添要一参院政審会長(58)や竹中平蔵元金融担当相(56)の名前を挙げる。参院で当選3回の適齢期となった橋本聖子参院議員(42)や、参院当選1回、衆院当選3回の馳浩衆院議員(46)ら「体育会系議員の入閣もあるかもしれない」とみる。

 政治評論家の浅川博忠氏は「安倍首相に不満を持っている勢力を抑えるためにも福田氏の処遇が焦点。副総理兼外務大臣として、口説き方次第ではあり得るのではないか」と話している。
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by deracine69 | 2007-08-12 08:12 | 政治  

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