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安倍首相「11月退陣論」ついに浮上

8月11日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 強引に居座った安倍首相に対してついに自民党内から公然と「退陣要求」が噴出し始めた。7日に開かれた自民党代議士会では、大臣経験者3人が次々に首相退陣を要求。とうとう、党内からは「11月退陣論」が流れ始めた。

 安倍首相も出席した、7日の代議士会は、大荒れだった。

「首相は一度身を引くべきだ。そのうえでどこが悪かったのか全党的に議論すべきだ」(中谷元・元防衛庁長官)

「国民はホームランを打たれた党首に交代を求めた。政権交代ではなく、ピッチャーの交代を求めたのだ」(小坂憲次・元文科相)

「首相は反省すべきは反省すると言ったが、なにをどう改めるのか」(石破茂・元防衛庁長官)
 首相の目の前でこれほど批判が噴出するのは異例のこと。自民党内では「年内退陣説」が飛び交い始めている。

「8月31日の臨時国会召集を決めた首相に対して、さっそく自民党参院から『一切、聞いていない。召集は9月20日前後でいい』と異論が出たように首相の権威は完全に失墜している。それでも、まだ今は組閣前でポストがぶら下がっているから、表立った“安倍降ろし”の動きはないが、人事が終わったら一斉に『安倍首相では衆院選を戦えない』と安倍降ろしが始まるのは目に見えています。もちろん、支持率が急上昇すれば話は別だが、支持率アップの見込みはない。逆に組閣で失敗したら20%を割り込む可能性がある。支持率20%を下回ったら党内は黙っていません」(自民党事情通)

●「テロ特措法」延長を花道に…

 想定されているのは、「11月退陣」だ。臨時国会での「テロ特措法延長」の成立と、衆参両院に改憲の第一歩になる「憲法審査会」を設置することを“花道”に辞任させるシナリオだという。

「首相にとっても傷を小さくするには11月退陣しかない。ボロボロになって引きずり降ろされるより、法案成立と引き換えに自ら辞めた方が、“ポスト安倍”に犬猿の仲の福田康夫や谷垣禎一ではなく、同志の麻生太郎を押す余地も生まれる。なにより、ポスト安倍選びが混乱すると、小沢民主党に手を突っ込まれかねないが、先手を打って整然と総裁選を行えば、防げます」(政界関係者)

 安倍包囲網は、確実に狭まっている。

by deracine69 | 2007-08-12 10:14 | 政治  

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