次期防衛次官に増田氏、小池案通らず

2007年8月17日22時38分 日刊スポーツ

 政府は17日、調整が難航していた守屋武昌防衛事務次官(62)の後任について、増田好平人事教育局長(56)を充てる人事を内定した。各省庁の局長級以上の人事を決める正副官房長官による人事検討会議で了承された。小池百合子防衛相が推していた警察庁出身の西川徹矢官房長の起用は見送られ、防衛省生え抜きの増田氏の登用で決着した。

 小池氏は17日夜、記者団に安倍晋三首相から収拾を図るよう指示があったことを明かし、「世代交代が一気に図られる」と強調した。ただ手続きと防衛省組からの起用を重視した塩崎恭久官房長官と守屋氏が、独自色を打ち出そうとした小池氏を押し切った形だ。

 政府は、安倍首相が27日に予定する内閣改造後に次期次官の決定を先送りすることにしていたが、官邸主導で早期収拾を図ることで、政権へのマイナスイメージ拡大に歯止めをかけるのが得策として方針を転換したとみられる。

 塩崎氏は17日午後、官邸で記者団に「国を守る体制として(小池)大臣以下もう少しピリッとしてもらわないと困る。官邸がリーダーシップを取らないといけないと判断した」と述べた。

 守屋氏の後任人事をめぐっては、小池氏がイージス艦の中枢情報流出事件を踏まえ、情報保全の強化には西川氏が適任と判断。一方、守屋氏をはじめ防衛省内には生え抜きを起用すべきだとの意見が根強かった。

 しかし小池氏は、正副官房長官と事前に調整せず、西川氏を後任とする報道が先行。このため、塩崎氏が小池氏との会談で「国家統治システムに対する重大な挑戦だ」と厳しく批判し、報道で自身の退任方針を知らされた守屋氏も反発するなど混迷が続いていた。

 増田氏は1975年、当時の防衛庁に入庁。現在の事務次官の中で最年少となる。
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by deracine69 | 2007-08-17 22:38 | 政治  

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