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豚の伝染病「青耳病」、中国で感染拡大

2007/08/17 08:03 朝鮮日報

 豚の伝染病「豚生殖器呼吸器症候群(PRRS)」が中国全土に広がり、近隣国に感染が拡大する可能性が懸念されている。16日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューンが報じた。

 中国では昨年、10の省で豚40万匹が青耳病で死亡し、これまでに25の省・市・自治区に感染が拡大した。専門家によると、中国当局が死亡した豚の組織サンプルの提供を拒否しており、近隣国に流行が広がり、養豚農家に打撃を与える事態が心配されている。

 米イリノイ大学獣医学科のフェデリコ・ズッカーマン教授は「中国当局の姿勢は2003年の新型肺炎(SARS)発生を隠ぺいしたケースと似ている」と指摘する。同紙は、専門家らが最近、ベトナムとミャンマーで青耳病に似た症状の豚を発見し、中国が感染源かどうか調査を進めていると伝えた。

 中国農業省の賈幼陵獣医局長は今年6月、全国22の省で豚4万5800匹が青耳病に感染し、このうち1万8500匹が死亡したことを明らかにした。しかし、中国政府は青耳病の感染は抑えられた状態にあり、ワクチンを開発して使用していると説明していた。

 しかし同紙は、5億匹の豚が飼育されている中国で、豚肉価格が年初来85%も上昇した点からみて、中国政府の公表値を信用するのは難しいと指摘した。

◆豚の青耳病

 「豚生殖器呼吸器症候群(PRRS)」と呼ばれ、体液や排せつ物を通じ感染が広がる。豚が発病すると、高熱と食欲不振、呼吸困難などの症状を起こし、母豚には流産、死産が見られる。死亡するときには耳が青く変色するために「青耳病」とも呼ばれる。人体に害があるかに関しては分かっていない。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

by deracine69 | 2007-08-17 08:03 | アジア・大洋州  

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