自民出戻り組を揺さぶる小沢策略

8月27日10時1分配信 日刊ゲンダイ

「アイツらには“癖”がある奴もいるからな」

 ある自民党議員が漏らした言葉である。「アイツら」とは、参院選直後に公然と安倍首相に退陣勧告を突きつけた議員を指す。では、「癖」とは何か。自民党関係者が補足する。

「一度は自民党を飛び出し、民主党の小沢代表と政治行動をともにした過去があるということ。自民党代議士会などで、退陣論をブッた石破茂元防衛庁長官や小坂憲次前文科相、野田毅元自治相は旧新進党からの出戻り組。つまり、政党を出たり入ったりする癖があるというわけです」

 そんな“前科”があるためか、彼らが安倍退陣を訴えたのは「裏で小沢氏と連携しているのでは」(関係者)と詮索する声が上がったほど。実際、今回の仕掛けが小沢シナリオである可能性はゼロではない。そよそよと解散風が吹き出す中、小沢が衆院300小選挙区のうち、約3分の1の党公認候補を空けて待っているからだ。

「かつての側近だった船田元・元経企庁長官や二階俊博国対委員長、小池百合子防衛相の選挙区も“空白区”に含まれています。対立候補が決まっていなければ、寝返るのもスムーズ。例えば国民投票法の取りまとめ役だった船田氏は、強行採決に踏み切った安倍首相を許していないし、週刊誌の次期総選挙の当落シミュレーションで、当選ラインに届かないとも報じられた。安倍首相を見限り、小沢氏の元に走る舞台は整ったとも言えます」(政界関係者)

 安倍も防戦に必死だ。次期閣僚候補として、石破、二階、船田の名前が浮上しているのは「かつての小沢側近の反逆を恐れあらかじめ閣内に取り込もうとしているから」との解説も流れている。

 かつて小沢と行動をともにした自民党の衆院議員は33人。彼らの存在が安倍首相の疑心暗鬼のタネとなりそうだ。
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by deracine69 | 2007-08-27 10:01 | 政治  

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