「美しい国」改造で復活? 首相、自粛が一転 質疑で「3連発」

2007年08月29日00時20分 西日本新聞

 安倍晋三首相が内閣改造を機に、参院選惨敗で封印してきた「美しい国づくり」のスローガンを復活させた。27日の会見で久々にアピールしたのに続き、28日には記者団との質疑で「美しい国」を3連発した。政策では民意を受けた路線修正を口にする首相だが、スローガンは「反省」の対象ではないようだ。

 「安倍内閣として美しい国づくりを目指す方向に変わりはない」。内閣改造から一夜明けた28日正午すぎ、首相は官邸で記者団に強調。続けざまに「美しい国づくりに向けて前進していく」「美しい国づくりに向けて政策を実行していく」と意気込みを語った。

 首相は昨年9月に発足した自身の政権を「美しい国づくり内閣」と命名し、国会の所信表明演説や施政方針演説でも「美しい国」を連発した。ただ、情緒的な訴えは参院選で民主党が打ち出した「生活重視」と比較され、与党内から「国民意識とかけ離れている」と批判を浴びた。

 「美しい国」のスローガンは自民党がまとめた参院選総括でも敗因に挙げられた。首相も参院選後は口にしなくなっていたが、新たな言葉を探すでもなく、仕切り直しの内閣改造であっさり「自粛」を解いたようだ。
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by deracine69 | 2007-08-29 00:20 | 政治  

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