農水相更迭「安倍政権立ち行かない」 政官業の癒着、民主追及へ

9月4日6時1分配信 産経新聞

 民主党は3日、遠藤武彦農水相らの更迭を受けて、10日召集予定の臨時国会を「税金の無駄遣い一掃国会」(山岡賢次国対委員長)と位置づけ、菅直人代表代行を責任者としてチームを編成し、政府・与党を追及する方針を固めた。野党各党は改造内閣発足からわずか1週間で閣僚更迭という事態に「安倍内閣は末期症状だ」(市田忠義共産党書記局長)「組閣は失敗。『身体検査』(身辺調査)をしたというが、なんだったのか」(福島瑞穂社民党党首)などと安倍晋三首相を一斉に批判。臨時国会で攻勢を強める構えだ。

 民主党の小沢一郎代表は3日、参院民主党研修会が開かれた長野県軽井沢町のホテルで記者団に対し、「一方の院(参院)で過半数を失ったのにリーダーの安倍首相がけじめをつけられないから、自民党内が締まらない状況になっているのではないか」と述べ、不祥事の発覚が止まらない自民党を揶揄(やゆ)した。

 また、山岡氏は3日の会見で「国の税金の詐取だ。(閣僚を)辞めれば『すべてご破算で願いましては』にはならない。国会議員としての責任はどうなるのか」と述べ、遠藤氏の議員辞職を求める考えを示した。

 さらに遠藤氏が山形県の農業共済組合連合会の会長理事などを務めていたことを指摘。「一大臣、政務官の問題ではない。政官業の癒着の構造の問題を解決する。自民党の根本的体質だが、団体などに(役所の補助)金を渡し、その団体から(献)金と票をとる。これが構造的な税金の無駄遣いトライアングルの図式だ」と述べ、農業共済組合連合会や土地改良組合の会長や理事長に就いている自民党議員について、補助金行政をめぐる問題があるかどうか追及する意向を示した。

 山岡氏は都道府県の農業共済組合連合会の会長の例として、自民党の二田孝治氏(秋田県)、大野松茂官房副長官(埼玉県)、柳沢伯夫前厚生労働相(静岡県)らの名前を挙げた。

 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日、「首相の任命責任は極めて重い。もう安倍政権は立ち行かなくなる」と述べ、早期の衆院解散・総選挙を要求した。ただ、山岡氏は「問責はやたらと連発はしない。委員会で精査してからだ」と、慎重にタイミングを見極める考えを示している。
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by deracine69 | 2007-09-04 06:01 | 政治  

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