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私服警官のパトロール、制服警官同行を義務づけ

2007/09/05 21:05 マレーシアナビ

【ポートディクソン】 インドネシア人の空手審判員がネグリ・センビラン州ニライで私服警官に暴行を受けた事件を受け、マレーシア警察当局は3日付けで私服警官のパトロールの際には最低1人の制服警官が同行することを義務づける通達を出した。

マレーシア各地では、犯罪防止に向け私服警官によるパトロールを実施しているが、警官の中には私服であることを利用して職権乱用を働く者がいるとの苦情も出ている。

ムサ・ハッサン警察長官は、「同じ事件を繰り返さないため」と説明した上で、パトロールそのものは続けていく考えを示した。

問題の事件は、8月にニライで開催された空手大会で審判を務めるために訪馬したドナルド・ピーター・ルーサー・コロピタさんが、宿泊しているホテルに戻る際に私服警官4人に暴行を受けたというもの。コロピタさんはそのまま警察署に連行され、5時間後に釈放されたが、肋骨を折る重傷を負った。これを受けてインドネシア・チームは大会をボイコット。インドネシアのジャカルタとメダンのマレーシア公館前で数百人が抗議デモを行うなど外交問題にまで発展していた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、9月4日、ベルナマ通信、9月3日)

by deracine69 | 2007-09-05 21:05 | アジア・大洋州  

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