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<民主党>空白区での候補者擁立急ぐよう指示 衆院選に向け

9月11日19時10分配信 毎日新聞

 民主党は11日の常任幹事会で、次期衆院選に向けて、候補者のいない空白区での擁立を急ぐよう各都道府県連に指示した。選挙準備を進めることで、衆院解散を受けて立つ構えを名実ともに示す狙いがある。必ずしも自党候補にはこだわらず、参院選で行った国民新党など野党との選挙協力も引き続き推進する方針だ。

 同党は衆院選小選挙区で約100の空白区がなお残っている。このため、小沢一郎代表らが掲げる早期の衆院解散・総選挙について、その「本気度」を疑問視する見方が与党には強かった。しかし、安倍晋三首相が自ら退陣に言及したことで、態勢固めを急ぐ必要があると判断した。

 また、小沢代表は11日の記者会見で「国民新党であれどこであれ、自民党に勝てる候補であれば民主党の候補者にはこだわらない」と述べ、原則として全選挙区で候補者擁立を目指す従来の方針を転換、他野党との選挙協力を優先する考えを示した。特に郵政票に影響する国民新党との選挙協力を重視しており、赤松広隆選対委員長に政党間協議を進めるよう指示した。郵政票はかつて自民党の大票田として機能した経緯から小選挙区ごとの組織が残っており、自民、民主の一騎打ちとなる小選挙区ではカギを握る可能性があるためだ。

 自民党が平沼赳夫元経済産業相の復党検討など、郵政造反組の復権を進めていることをけん制する狙いもある。平沼氏が自民党への復党を求めている郵政造反組の落選組にも、国民新党と共同で推薦する無所属での立候補などを働きかける。【渡辺創】

by deracine69 | 2007-09-11 19:10 | 政治  

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