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「香港の良心」アンソン・チャン氏、議員補選に出馬表明

2007年9月11日21時1分 読売新聞

 【香港=吉田健一】香港の陳方安生(アンソン・チャン)元政務官(67)は11日、当地で記者会見し、12月の立法会(議会)補欠選挙に、民主派の支持を得て立候補することを明らかにした。

 2001年まで香港政府ナンバー2を務め、中国政府の干渉に抵抗したことで知られる陳氏は「香港の良心」と呼ばれ、市民の人気が高い。支持率が低迷する民主派は08年の立法会選挙を前に、陳氏擁立で支持拡大を図りたい考えだ。

 陳氏は会見で、「香港政府は、民主を求める市民の声に耳を傾けていない。当選すれば、市民のために普通選挙の早期実現に努めたい」と抱負を述べた。親中派からは葉劉淑儀・元保安局長(57)の出馬が確実視されており、選挙戦は、元女性高官同士の事実上の一騎打ちとなる公算だ。

 民主派陣営は当初、民主党員らの擁立を模索したが、世論調査で劣勢が伝えられたことで危機感を強め、実力者の李柱銘・元民主党主席らが陳氏に出馬を要請した。民主派諸政党は、自らの党から候補を擁立できず、人材不足を露呈した。香港紙の世論調査では、陳氏と葉氏の支持率は伯仲しており、接戦は確実。陳氏敗北となれば、民主派にとっては打撃となる。

by deracine69 | 2007-09-11 21:01 | アジア・大洋州  

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