安倍首相ヘロヘロ 小泉チルドレンからもダメ出し連発

2007年9月11日06時00分 スポーツ報知

 第168臨時国会が10日、召集され、安倍晋三首相(52)は初日から矢面に立たされた。自民党代議士会では平沼赳夫元経産相の復党問題への対応を川条志嘉衆院議員ら小泉チルドレンから「小泉改革の否定」「参院選敗北を反省しているのか」などと言われ放題。「職を賭(と)す」と進退をかけた発言から一夜明けたが、野党の本格攻勢を前に当選1回の新人議員にまでダメ出しされ、安倍首相は青息吐息の状態だ。

 衆院本会議前の代議士会。2005年の衆院選で当選した「小泉チルドレン」の一人、中川泰宏氏が口火を切った。「執行部が無条件で(復党を)お願いし、さらに平沼氏が(落選組復党の)条件を出すのは小泉改革の否定だ。国民はアホじゃない」とがなり声でかみついた。

 壇上の真横で押し黙って聞き入る安倍首相。場内では「やめとけよ~」などと新人議員の直言にヤジが飛んだが、チルドレン仲間の川条志嘉氏(37)と小野次郎氏(54)も続いた。

 川条氏は、なぜか夕刊紙を手に「参院選敗北の原因は、造反議員の復党だと総括報告書にも明記されている」と具体的材料をあげて肉薄。小野氏も「総括報告書を踏まえた対応をお願いしたい」とクギを刺して締めた。チルドレン以外の議員からの発言はなかった。

 執行部を代表して麻生太郎幹事長が「県連などの意見を参考にして対応する」と述べて場を収めたが、顔はこわばったまま。言われっ放しの安倍首相は、ぼうぜん自失といった表情だった。

 参院選敗北直後の代議士会でも、ベテラン議員から辞任要求を突き付けられたが、今回は当選1回の新人からも。党内での求心力低下は顕著だ。

 一方でこの日、テロ特措法の延長をめぐる安倍首相の「職を賭す」「職責にしがみつくことはない」発言について、党内の「反安倍」勢力から批判の声があがった。「最初から最後のカードを切るのもどうか。党幹部にも相談せずに、お一人で決断したようだ」(加藤紘一元幹事長)、「憲法や外交もいいけど、弱者を守る政策で職を賭していただきたい」(後藤田正純氏)。

 この日の所信表明では、キャッチフレーズが鳴りを潜めた。昨年9月の演説と比べ「美しい国」は8回から1回に、「再チャレンジ」は5回からゼロに激減。「一番大切な締めくくりのところで(美しい国は)使った。気持ちを込めて述べたつもり」と語った安倍首相。進退発言については「言葉通り、受け止めてほしい」とだけ述べた。
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by deracine69 | 2007-09-11 06:00 | 政治  

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