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<杉山氏取材証問題>相撲協会、「会友」ならと本人に返却

9月12日20時1分配信 毎日新聞

 日本相撲協会の北の湖理事長は12日、元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さん(76)に取材証を返還させた問題で、杉山さんに取材証を返却した。

 理事長と杉山さんが、協会幹部や、この件で抗議文を提出していた同記者クラブ幹事社も交えて話し合いを行った。北の湖理事長は「杉山さんがテレビに出ている時の肩書が『相撲評論家』や『ジャーナリスト』では取材証は出せないが、会友として活動されるのなら問題ない。杉山さんは相撲に理解があり貢献もしている。ジャーナリストや評論家との線引きをしてほしい」と話し、杉山さんも「(出演時の肩書を)テレビ局に任せて理事長と行き違いになったのは不本意。私にも配慮がなかった」と語った。

 その後の記者会見で北の湖理事長は、取材証の返還を命じた理由の一つを「コメンテーターの発言にうなずいたことが協会批判にあたる」としていたことについて質問されたが、答えなかった。杉山さんに理由を告げず、職員を通じて取材証を取り上げたことに関しては「取材証の発行部の担当者に指示した。話があるなら、杉山さんが直後に来ればよかった」と話した。

 また、今後の取材証管理を通じた取材者への対応について「(返還させる行為をしたと)該当すると思った人は相撲記者クラブに連絡する」と語った。

 会友資格はクラブ在籍10年以上で55歳以上。大相撲取材に長年貢献した人がクラブの承認を得て決められる。【上鵜瀬浄】

 ◇事荒立てたくない

 ▽杉山邦博さんの話 今日は入場券を買って国技館に入りました。理事長が協会批判とした問題については、ビデオを検証して話し合いに臨んだが、事態が好転した。これ以上、事を荒立てたくないのでお受けしました。

by deracine69 | 2007-09-12 20:01 | スポーツ  

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