「魔女狩り…霞が関の罠に敗れた安倍首相」 猪瀬直樹氏に聞く

9月13日7時22分配信 産経新聞

 安倍晋三首相は「改革を止めるな」とか「新しい国づくり」を訴え、まさにそのことに使命感を持って取り組んできた。しかし、松岡利勝氏や赤城徳彦氏ら首相を支えるべき閣僚に緊張感がなく、首相の足を引っ張ってきたように思う。

 また、参院選で大敗しても、自らの使命感から続投を決意し、人心一新で内閣を改造したが、実質的には「麻生・与謝野政権」になり、ハンドリングが厳しくなったのだろう。政権内でも外堀を埋められ、急速に意欲がなえたのではないか。

 小泉純一郎前首相は道路公団や郵政の民営化と、つねに「霞が関」と戦ってきた。安倍首相も国家公務員法の改正など「霞が関」と戦ってきた。国民もそうした首相の戦う姿勢に期待したが、もっと成果がわかるように上手に戦えなかったのかと思う。今年の2月、「霞が関」出身の柳沢伯夫厚生労働相(当時)を更迭し、社会保険庁に対して毅然(きぜん)たる態度を示すべきだった。

 それにしても、まだ改革を続けなければいけない時期に辞めないといけないのか。このままなら「霞が関」とは戦わない政権が生まれる。安倍首相は地方分権にとっても守護神といえる存在だったが、そういう者が果たして出てくるだろうか。

 一方で、マスコミの「安倍叩(たた)き」ともいえる報道はどうだったか。政治資金収支報告の記載漏れのなかには、まさに枝葉末節のことも多く「魔女狩り」の様相を呈していた。内閣改造で遠藤武彦氏が入閣したとき、「霞が関」は3年前に会計検査院で指摘されていたことを官邸に故意に知らせなかった。遠藤氏は「霞が関」が仕掛けたトロイの木馬だった。(談)
[PR]

by deracine69 | 2007-09-13 07:22 | 政治  

<< さよなら!晋ちゃんまんじゅう ... みのもんた「安倍さんに落ち度ない」 >>