安倍首相辞任 国民不在の政治劇

9月13日8時3分配信 産経新聞

 ■後継「見栄えより中身」 同情と批判…地方の声

 「無責任」「なぜこの時期に」。安倍晋三首相が臨時国会開会2日後の12日に突然辞意を表明したことに、自民党都道府県連では戸惑いが広がった。参院選敗北の原因とされる都市と地方の地域格差問題に加え、閣僚の不適切発言や事務所費問題に振り回された苦い経験から、次の首相(党総裁)について「任命責任を果たせる人を」「見栄えより中身で」と注文が相次いだが、「後継者に何を望んでも仕方ない」というあきらめの声も聞かれた。

 安倍首相の地元、山口県連の石崎幸亮会長代理は「報道を見てびっくりした。あそこまで本人が言うのであれば、残念だが仕方ない。総理・総裁というのは権力を持っているから、自分でいろいろ切り抜けるすべを考えた末の決断だろう」と無念さをにじませた。新潟県連の石井修幹事長は「安倍首相は国家観を掲げることができる卓越した政治家。なのに、与党バッシングが必要以上に激しく引きずり降ろされた。日本の不幸ではないか」と気遣った。

 地方からは同情だけでなく、批判の声も。代表質問を控えての突然の辞任劇に、長野県連の石田治一郎幹事長は「情けないの一言だ。なぜこの時期に辞めるのか」と批判。兵庫県連の原亮介幹事長は「代表質問が始まる前に辞めるのは無責任」と吐き捨てた。「自民党結党以来の存亡の危機。総理総裁としての職責を軽く見ていたのではないか」(前田康博福井県連幹事長)と相次ぐ批判は厳しい。

 データの上では景気が回復したとされ、「改革」の成果が強調されている。しかし、地方ではその実感は乏しく、次期首相には地域格差の是正を期待する声が強い。青森県連の山内和夫幹事長は「地方から国をみると地域格差がぬぐいきれない状況なので、国民の声に耳を傾け国政に反映し、地方経済をしっかりやれる人を望む」と期待を込めた。

 山梨県連の臼井成夫幹事長は「首都圏と地方、大企業と中小企業の経済格差が広がっているので、新しい首相には経済に強い人になってもらい、格差を是正してほしい」と話していた。佐賀県連の石井秀夫幹事長は「次期首相にはパフォーマンスがうまいとか見栄えがいいとかいうよりも、政策に通じた中身のある人になってもらいたい」と指摘。沖縄県連の新垣哲司幹事長は「新首相は適切な人材を大臣にするという基本的なことを実行し、任命責任をしっかり果たしてほしい」と注文をつけた。

それぞれ違った規制緩和の基準を設けるような政策をとってほしい」
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by deracine69 | 2007-09-13 08:03 | 政治  

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