後継総裁選び本格化 候補者乱立か 小泉前首相「100%出ない」

9月13日14時50分配信 産経新聞

 安倍晋三首相の辞任表明を受けて、自民党は13日、後継総裁選びを本格化させた。総裁選は14日に告示され、25日の両院議員総会で投開票する方向で調整が進んでいる。この日、津島派の額賀福志郎財務相が派閥総会で出馬を表明。麻生太郎幹事長が出馬の意向を固めている一方、福田康夫元官房長官の擁立を求める声が強まっており、候補者乱立の可能性も出てきた。小泉純一郎前首相は森喜朗元首相に電話し「おれは自民党総裁選に百パーセント出ない」と伝えた。

 第2派閥の津島派では13日昼の派閥総会で、額賀氏が「この困難な時に同志と力を合わせて戦いたい」と出馬を表明。ただ、派内では麻生氏や福田氏を推す声のほか、石破茂元防衛庁長官の擁立を求める声もある。

 麻生派は同日昼、派閥事務所で総会を開いたが、麻生氏は出席せず、中馬弘毅元行革担当相が「麻生氏が立候補したら、一気に動く必要がある」と気勢を上げた。

 最大派閥の町村派は、名誉会長の森喜朗元首相が同日朝、外遊先のフランスから帰国したことを受け、同日午前から派閥事務所で、会長の町村信孝外相、事務総長の中山成彬元文部科学相ら派閥幹部が緊急会議を開き、統一候補を立てる方向で協議した。

 派内では福田氏の擁立を求める声が強いが、町村氏を推す声もあり、調整は難航が予想される。同日昼に開かれた派閥総会では、町村氏は「状況に変化がある。何が望ましいか意見集約したい」と述べた。

 津島、町村両派から擁立を求める声が強まっている福田氏は同日午前、都内の自宅前で自らの出馬について「そういう話はまだ」と語った。一方、谷垣派会長の谷垣禎一元財務相は同日午前、「福田さんが今まで言ってきたことはそう違和感があるわけではない」と語った。

 古賀誠元幹事長は古賀派総会で「わが派が総裁を一糸乱れず誕生させるには一緒に汗をかくことが大事だ」とあいさつし、暗に一任を求めた。山本幸三衆院議員が「古賀氏の判断に従えない人は派閥を出ていくべきだ」と述べると、菅義偉選対総局長が「候補も決まっていないのに乱暴だ」と反発し、派内は紛糾した。

 12日に結成した「小泉純一郎前首相の再登板を実現する有志の会」は13日午前、党本部で会合を開いた。棚橋恭文元科学技術担当相のほか、片山さつき衆院議員ら1回生議員ら10数人が集まり、署名運動を進め、同日夕にも小泉氏と直談判する方針を決めた。しかし、小泉氏は13日、森氏に電話し「おれは自民党総裁選に100%出ない」と伝えた。

 一方、自民党は13日午前、党本部で総務会を開き、臼井日出男総裁選選挙管理委員長が14日告示、15日に候補者届け出締め切り、19日投開票を提案。しかし、「選挙期間が短すぎる」などの声が相次ぎ、正式に日程は決まらなかった。執行部は「25日投開票」を腹案に固めており、午後の両院議員総会で提案し、了承を取り付ける方針だ。

 また、今回の総裁選は国会会期中で急を要するため、党所属国会議員に加え、各都道府県連の代表各3人が投票する「略式選挙」で行う方向だが、「開かれた総裁選にすべきだ」として党員投票を求める声もある。
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by deracine69 | 2007-09-13 14:50 | 政治  

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