<自民総裁選>小泉チルドレン危機感…擁立へ会合も尻すぼみ

9月13日21時53分配信 毎日新聞

 「小泉さんの再登板を」――。05年の郵政総選挙で初当選した1年生議員の有志などは13日、小泉純一郎前首相の擁立のため永田町を飛び回った。しかし、麻生太郎幹事長や額賀福志郎財務相、そして福田康夫元官房長官と次々と有力者の名が出そろう中、小泉氏本人は「100%ない」と明言。次期衆院選に危機感を募らせる「小泉チルドレン」の擁立運動は難航した。

 同日午後3時から党本部で開かれた自民党両院議員総会。執行部がいったん示した「14日告示、19日投開票」の日程案に対し、「党員の意見が十分に反映されるように」「開かれた形で」などと、日取りを延ばすよう求める意見が続出した。

 1年生議員の猪口邦子議員(比例東京)も発言を求め、「総裁選を通じて、自民党がどれくらい改革の体現者になっているか示す必要がある」と訴えた。佐藤ゆかり議員(比例東海)は「密室政治と言われないようにしていただきたい」と、小泉改革が後戻りすることへの批判や、談合での候補者決定に異を唱えた。

 総会後、記者に囲まれた片山さつき議員(静岡7区)は「誰に投票するかは私の選挙区の意見も聞かなければならないが、小泉さんに象徴されるような改革派の人を擁立した方がいい。署名はたくさん集まっている」と小泉氏擁立へ自信も見せた。

 1年生議員の有志の動きは早かった。前日の夜から署名活動を開始。「小泉再登板」を求める31人の署名を集めた。

 その勢いを増すため13日も議員総会に前後して断続的に会合を開き、情報交換や情勢分析を繰り返した。会合には小池百合子前防衛相も顔を見せる場面があり、「(小泉前首相は)アンコールに応えていただきたい」と語った。

 しかし、同日夕になって、小泉氏が出馬しない意思が固いことが伝わるとトーンダウン。午後8時半から東京都内で開かれた集まりでは「次善の候補」は誰かで意見を戦わせざるを得なかった。

 一方、こうした動きに対して同時に初当選を果たした1年生議員の中にも一線を画す声があった。藤野真紀子議員(比例東海)は、「みんな総裁選と自分の選挙を結び付けて考えている」と冷ややか。井脇ノブ子議員(比例近畿)も「(小泉氏は)スパッときれいに辞めた人。性格的にも再登板するとは考えられない」と話した。【五味香織、永井大介】
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by deracine69 | 2007-09-13 21:53 | 政治  

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