安倍首相辞任 麻生氏が後継出馬へ 小泉氏要請の動きも

9月13日17時15分配信 毎日新聞

 安倍晋三首相の辞任記者会見を受けて自民党は12日国会内で緊急総務会を開くなど後継総裁の選出手続きに着手、両院議員総会で党所属議員と都道府県連代表による投票を行い、選出することを基本的に了承した。執行部は14日告示、19日投票の日程で調整しているが党内には、より時間をかけるべきとして25日投票を求める声も浮上している。後継候補には、麻生太郎幹事長(麻生派)が13日に出馬表明する意向を固めた。中堅・若手を中心に小泉純一郎前首相の再登板を求める動きが出るなど、早くも綱引きが活発化している。

 総務会で麻生氏は「あまり時間をかけられない」として党則に基づき、党大会にかわる両院議員総会で選出したいとの方針を示した。この後、総裁選管理委員会は総裁選を「14日告示、19日投開票」とする日程を確認した。13日の総務会で了承を求めるが、党内にはオープンな党員投票が必要との意見や、日程を25日投票にまで延ばすべきだ、とのも異論もある。

 出馬の意向を固めた麻生氏は安倍改造内閣で与謝野馨官房長官とともに政権運営を主導。昨秋の総裁選で安倍氏に次ぐ得票だった。短期決着を念頭に置いた日程も有利に働くとみられている。

 これに対し、麻生氏の路線が「小泉構造改革路線」に反すると反発する小池百合子前防衛相ら中堅・若手議員31人は小泉前首相に再登板を13日、要請する。このほか、安倍政権の外交路線に批判的な福田康夫元官房長官(町村派)や、やはりさきの総裁選に出馬した谷垣禎一元財務相(谷垣派)を推す声もあり、動向が焦点となっている。最大派閥の町村派、津島派、古賀派なども対応を協議、額賀福志郎財務相(津島派)が周辺に出馬に意欲を示すなど派閥を単位とした動きも始まっている。

 首相は12日午後2時からの緊急記者会見で「局面を転換して、新たな首相のもとで『テロとの戦い』の継続を目指すべきだ」と述べ、テロ特措法問題の展望が開けないことを理由に挙げた。また「私が首相であることで、野党党首との会談もできない状況が生まれている。私がむしろ障害になっている」と述べ、テロ特措法問題をめぐる民主党の小沢一郎代表との党首会談が断られたことにも言及した。後継総裁が決まり次第、安倍内閣は総辞職する予定。

 ◇小泉氏に再登板求める会参加者

 小泉純一郎前首相に再登板を求める中堅・若手の会(小泉前総裁の再登板を実現する有志の会)への参加者31人は次の通り。(敬称略、丸数字は当選回数)

 中川泰宏(1)▽小野次郎(1)▽近藤三津枝(1)▽猪口邦子(1)▽片山さつき(1)▽佐藤ゆかり(1)▽杉村太蔵(1)▽近江屋信広(1)▽篠田陽介(1)▽藤田幹雄(1)▽戸井田徹(2)▽平将明(1)▽牧原秀樹(1)▽飯島夕雁(1)▽上野賢一郎(1)▽阿部俊子(1)▽田中良生(1)▽山内康一(1)▽秋葉賢也(2)▽御法川信英(2)▽棚橋泰文(4)▽安井潤一郎(1)▽広津素子(1)▽小池百合子(5)▽川条志嘉(1)▽吉野正芳(3)▽早川忠孝(2)▽大塚拓(1)▽木挽司(1)▽中山泰秀(2)▽丹羽秀樹(1)
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by deracine69 | 2007-09-13 17:15 | 政治  

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