麻生氏窮地!本命から一転…自民党総裁選14日告示

2007年9月14日06時03分 スポーツ報知

 安倍晋三首相(52)の辞任表明から一夜明けた13日、後継者争いが本格化してきた。福田康夫元官房長官(71)が、自民党総裁選への出馬の意向を固めた。14日にも、正式に出馬表明する。麻生太郎幹事長(66)が「本命」と言われていたが、派閥横断的な支持が見込める福田氏が一気に「大本命」に浮上しそうだ。総裁選の日程は14日告示、23日投開票に正式決定。

 本命と思われていた麻生氏が一転、苦しい立場に追い込まれた。この日午後、自民党本部で行われた両院議員総会。まず、麻生氏に襲いかかったのは、10日の代議士会でも復党問題に絡み、安倍首相ら執行部にダメ出しした中川泰宏衆院議員だ。

 「不思議やな~と思ってるんです」と関西弁で切り出すと「(安倍首相の辞任を)3日前に知ってたの? どうなってんの?」と、10日夕方には安倍首相から「首相の職を辞したい」との言葉を聞いていた麻生氏を“口撃”。壇上のイスに腰掛けている幹事長に「おかしいんじゃないかと思います」と直言した。

 麻生氏は「身を挺(てい)して思いとどまらせるのが幹事長の仕事だった」「(情報を)隠して持っていたかと言われるような誤解を招いたとすればおわび申し上げる」と釈明するしかなかった。

 当初は14日告示、19日投開票とされていた総裁選の日程にも、小泉チルドレンを中心に異論が噴出。「(候補者が)政策を問いかける時間が欲しい」(猪口邦子衆院議員)、「今度の総裁選は、自民党の存亡をかけたもの。開かれた形で、少しでも多くの党員を巻き込むべき」(山本一太参院議員)、「(投開票は)25日、これは譲れない」(松本文明衆院議員)―。

 結局、投票日は23日になった。短期決戦は、幹事長の要職で首相を補佐してきた麻生氏への「禅譲」ムードが強まり有利になる。そんな思惑も外れることになった。

 更に、「執行部は首相一人に責任を押しつけず、連帯責任を負っているという認識を持ってほしい」(馳浩衆院議員)ともつっこまれた。首相の退陣表明後「辞め時を誤らせた」(町村派幹部)、「政権崩壊のA級戦犯だ」(山崎派中堅)などと反発も強まりつつある。

 麻生氏は昨年9月の総裁選で、支持を明確にしていたのは所属する河野グループ(11人)だけだったにもかかわらず、国会議員69票、地方67票を獲得。国民的人気を生かし、地方票が巻き返しのカギになる可能性はある。

 結局、この日の出馬表明はなし。福田氏優勢ならば出馬断念も取りざたされているが、14日に出馬会見するとみられている。大本命に、まさかの逆風が吹き始めた。
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by deracine69 | 2007-09-14 06:03 | 政治  

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