自民総裁選告示、派閥の動きに「時代じゃない」皮肉も

2007年9月14日13時46分 読売新聞

 安倍首相の後継総裁を選ぶ自民党総裁選が14日告示されたことを受け、自民党の各派閥や若手議員グループは朝から、次々と会合を開き、慌ただしい動きを続けた。

 小泉前首相の再登板を求めてきた若手議員グループのメンバーは14日朝、テレビ朝日の番組に出演し、小野次郎衆院議員(無派閥)らが「小泉改革路線を推進する候補を応援したい」と述べた。しかし、小泉前首相が出馬を固辞したことを受け、グループとして独自候補を擁立するかどうかについては、明言を避けた。

 片山さつき・前党広報局長(無派閥)は「麻生幹事長は『小泉改革が自民党をぶっ壊したから、元に戻さないといけない』と言った。あれを聞いて、切れた人間は小泉前首相も含めて多かった。福田康夫・元官房長官は改革の基本理念はしっかりと踏まえられる方だ」と述べ、自らは福田氏を支持する考えをにじませた。

 同グループは同日午前、党本部で会合を開き、今後の対応を協議した。

 自民党内各派では、福田氏(町村派)支持の動きが急速に広がった。

 伊吹派では14日午前10時、会長の伊吹文部科学相らが出席して役員会を開いた。同派幹部は「福田氏支持でまとまる。ただ、数人の麻生氏支持は出る。それは黙認する」と記者団に語った。

 津島派では、出馬に意欲を示していた額賀財務相が同日昼、福田氏と会談した結果、「福田氏に協力する」と、立候補を断念した。津島派幹部は「派内では、参院議員を中心に急速に福田氏支持の声が広がった。最後まで額賀氏についていくという議員はわずかしかいなかった」と記者団に語った。

 党内で派閥の動きが活発化していることについて、渡辺金融相(無派閥)は14日の記者会見で、「(昭和30年代を舞台にした漫画・映画の)『三丁目の夕日』どころか、四、五丁目の夕日みたいな感じだ。派閥の話し合いで総裁を決める時代ではないのでは」と皮肉った。
[PR]

by deracine69 | 2007-09-14 13:46 | 政治  

<< ヒンズー神の化身、「実在の証拠... 静岡空港周辺で樹木伐採求め戒告... >>