小池氏 小泉アンコール唱で存在感

2007年09月14日 スポニチ

 「アイ・シャル・リターン」の言葉を残して安倍内閣の防衛相から退いた小池百合子氏が13日午後、東京・平河町の自民党本部で開かれた「小泉前総裁の再登板を実現する有志の会」に出席した。小泉氏は総裁選に出馬せず福田氏支持に回る方向だが、小池氏は自らの存在感をアピール、「次の次」への足がかりを築く戦いに突入する。

 小泉チルドレンが中心の「有志の会」の中で小池氏は貫録十分。“大トリ”であいさつを促されると「皆さん、ご苦労さまです」と、まずは21人の出席議員にねぎらいの言葉を贈った。同会が前日の12日までに集めた署名は31人。この日も50人を目標に精力的に勧誘活動を進めた。

 小池氏は「党にとって存亡の危機でもありますが、わが国はまさに崖っ縁にある。その中で改革を続行するということを明確にするためにも小泉前首相にカムバックしていただきたい」と強調。その上で「オペラが大好きな小泉前首相だから、大いにアンコールの声を送りたい。ぜひもう一度幕を開けていただくように、みんなで声を合わせたい。私はその1人として頑張りたい」と、しゃれたあいさつをした。出席者は「おー」という感嘆の声とともに拍手。小池氏にとっては政治家としての話の巧みさをアピールする場となった。

 小池氏が担ごうとする小泉氏は同会に先立ち、周辺に「出ない。第三者を探せ」と語り、森喜朗元首相にも電話で「100%出ない」と伝えた。

 この日夜までに署名は約40人まで増加。小池氏は都内のホテルで開かれた会合に再び出席し、記者団に「改革の旗をこれからも揚げ続けることで一致団結していこうと確認した」と強調。小泉氏が出馬しない意向であることに関しては「(小泉氏と)話していません」と言葉少なだった。

 別の候補者を模索する場合、閣僚を歴任し知名度の高い小池氏も“候補”の1人。たとえ今回は自ら出馬しなくても、有力候補の応援で参戦すれば、存在感をさらにアピールでき、“総裁候補”として認知されることにもつながる。細川護煕元首相、小沢一郎民主党代表、小泉氏、安倍首相の間を渡り歩いて実力を蓄えてきた小池氏にとって、この総裁選は「初の女性首相」に向けての重要な一歩になりそうだ。
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by deracine69 | 2007-09-14 12:00 | 政治  

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