政治資金、個人トップは中川氏 パーティーで“荒稼ぎ”

2007/09/14 23:25 産経新聞

 総務相に提出された平成18年政治資金収支報告書(中央分)から各種のランキングを作成してみた。

 【個人】衆参両院議員の資金管理団体(都道府県選挙管理委員会に報告書を提出した議員を除く)のうち、トップは3億5568万円を集めた中川秀直前自民党幹事長の「秀政会」。2位に無所属の平沼赳夫元経済産業相の「平沼会」の3億1181万円が入り、亀井静香国民新党代表代行の「亀井静香後援会」が3位につけた。

 中川氏は安倍内閣発足とともに政調会長から幹事長に昇格した勢いを生かしパーティーで“荒稼ぎ”し、前年の3位からトップに躍り出た。このほか鈴木宗男新党大地代表、鳩山邦夫法相、麻生太郎自民党幹事長らが上位に名を連ねた。

 主要政党の党首では小沢一郎民主党代表の1億3459万円が最多。安倍晋三首相は前年より大幅に減らし8761万円だった。このほか中央分で公表されたのは綿貫民輔国民新党代表の9350万円と、福島瑞穂社民党党首の1367万円。

 【派閥】津島派が前年1位の町村派(18年10月までは森派)からトップを奪い返した。ただ収入約5億7500万円のうち、2億円は銀行からの借入金で、実質的な資金力ナンバーワンは約5億3500万円を集めた最大派閥の町村派。

 各派とも年に一度の大規模な政治資金パーティーが資金集めの柱として定着しており、津島、山崎、谷垣3派以外はパーティーの売り上げが収入総額の5割を超えた。

 各派のもう一つの資金源は党本部と政治団体からの献金。町村派は党本部から1億300万円、森喜朗元首相の資金管理団体から2000万円、日本医師連盟から1500万円、安倍首相、町村信孝外相、中川前幹事長らの資金管理団体から各1000万円の寄付を受けた。

 【パーティー】1回の収入が1000万円以上の政治資金パーティーに絞った集計で、収入が最も多かったのは中川前幹事長。各地で11回開催し計3億579万円を売り上げた。パーティーにかかった費用は計4568万円で、単純計算すると「純益」は約2億6000万円。2位以下は町村派、平沼氏、民主党、伊吹派の順。

 1回当たりの収入で見ると、トップは18年5月30日の町村派(当時森派)パーティーで、一晩で2億8714万円を集めた。3位の平沼氏は純益率の高さが目を引く。

 【企業・団体献金】年間2000万円を超える献金をした企業や業界団体は前年より1つ多い24。うち14は自民党の政治資金団体だけに、10は自民、民主両党の政治資金団体に献金した。ただ配分は圧倒的に自民党に厚く、同額だったのは、民主党の勢力が強い愛知県に本社を置く大手自動車部品メーカー「デンソー」(双方に1200万円)だけだった。

 トップは昨年に続き日本自動車工業会で8470万円、2位も常連の石油連盟、日本鉄鋼連盟、日本電機工業会が同額(各8000万円)で並んだ。

 【資産】取得価格2000万円以上の土地を持つ6つの政治団体のうち、トップは公明党で、党本部(東京都新宿区)の敷地など計約24億円分を所有。2位は共産党、3位は小沢民主党代表の資金管理団体「陸山会」。

 建物は計約109億円分を所有する共産党がトップで以下、自民党、公明党、陸山会が続く。

 預貯金(普通、当座を除く)は公明党の20億円が断トツの1位。土地、建物、預貯金を合わせた資産が最も多いのは共産党で、政治家個人では小沢氏が突出している。

 借入金が最も多いのは自民党で、都銀4行から計71億円を借りている。
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by deracine69 | 2007-09-14 23:25 | 政治  

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