拉致問題で福田氏「私の手で解決」、麻生氏は圧力重視主張

9月17日22時30分配信 読売新聞

 自民党総裁選に立候補している福田康夫・元官房長官と麻生太郎幹事長は17日、大阪市と高松市でそろって街頭演説を行った。

 福田氏は北朝鮮による拉致問題について「私の手で解決したい。私を信頼し、応援してほしい」と述べ、解決に強い決意を示した。麻生氏は北朝鮮に対し、圧力重視の姿勢で臨むべきだと訴えた。

 福田氏は大阪市での演説で、2002年9月17日の日朝平壌宣言署名から5年が経過したことに触れ、「今でも北朝鮮に残っている方(被害者)がいる。これは捨てておけない」と強調、首相になった場合は自ら問題解決の先頭に立つ決意を示した。

 さらに、「拉致(問題)が解決し、核もミサイルも北朝鮮がやめたとなれば、国交(正常化)ができる」と、日朝国交正常化への意欲も語った。これに対し麻生氏は、「(北朝鮮との)対話、対話と言うが、圧力なくして対話がなりたったことは一回もない。過去の経験則から学ばねばならない」と指摘した。




福田氏、対北朝鮮外交を大転換?
9月17日21時48分配信 産経新聞

 自民党総裁選に立候補している福田康夫元官房長官(71)は17日、拉致問題の解決に向け、これまでになく強い意欲を表明した。「対話重視」を繰り返すだけでは「拉致問題に消極的」との印象を与えかねないと判断したようだ。福田氏が対話路線による解決を模索していることは、官房長官時代からの発言からも明らかであり、福田政権が誕生すれば、政府の対北朝鮮外交は大きく転換する可能性が強い。

 「意欲を示したんです、意欲を! まだ私は日朝交渉の詳細を知らないんだから。具体的なことはよく話を聞いた上でやらないと…」

 福田氏は17日夕、大阪、高松の遊説から帰京直後、羽田空港での記者団に、拉致問題への今後の取り組みを問われ、言葉を濁した。

 福田氏は小泉純一郎前首相が訪朝した平成14年秋以降、官房長官として、田中均外務審議官(当時)とタッグを組み、対話路線による解決を推進。「圧力」を重視する安倍晋三首相(当時は官房副長官)と激しく対立した。

 総裁選告示後も福田氏は、安倍政権の対北朝鮮外交を「時間ばかり過ぎてしまい、若干どうかと思う」(16日、報道2001)と批判した。

 北朝鮮側は政府に、貨客船「万景峰92」の入港禁止など制裁解除を強く求めており、一連の制裁解除を交渉カードにしたいとの思いも透けて見える。

 福田氏が対話路線復活に熱心な理由の一つには、山崎派会長の山崎拓元副総裁の存在もある。山崎氏は14日午後、福田氏と会談した際も、総裁選支持の条件として「日朝国交正常化に向けて努力してほしい」と要望している。

 ただ、福田氏の所属する町村派には、安倍首相の「圧力重視」路線を支持する議員も多い。拉致問題への取り組みが総裁選の焦点になる可能性もある。


福田氏、「拉致問題は私の手で」 自民党総裁選
9月17日22時49分配信 産経新聞

 自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎幹事長(66)は17日、大阪、高松両市で街頭演説を行った。福田氏は北朝鮮による拉致問題について、「拉致被害者を捨ててはおけない。私の手で問題を解決したい」と述べ、対話路線による問題解決に強い意欲を示した。一方、麻生氏は「圧力なくして対話が成り立ったことは一度もない」として、安倍晋三首相の「対話と圧力」路線を維持する考えを重ねて示した。

 福田氏は同日午前、大阪・難波の街頭演説で、「5年前の今日、小泉純一郎前首相が訪朝した。その結果、拉致された方が帰ってきたが、残念ながらその後、進展がない。北朝鮮に残っている方がいると聞くと捨ててはおけない」と強調。その上で「北朝鮮が核とミサイルを放棄すれば、国交正常化ができ、この地域が初めて平和で安全になる。日本海を中心とした地域が次の発展を迎える段階がいよいよくる。私は一日千秋の思いで待っている」と述べた。

 福田氏は出馬表明後、現政権の「対話と圧力」の方針を維持する考えを示しながらも、「弾力的に話し合いになるように持っていくことが大事だ」(15日、民放番組)、「国際情勢の変化に合わせるのは当然だ。手法を変えることはあり得る」(16日、民放番組)などと述べ、「圧力」よりも「対話」を重視する姿勢を打ち出しており、今回の演説はさらに一歩踏み込んだといえる。

 一方、麻生氏は「圧力なくして対話が成り立ったことはない。過去の経験則から学ばなければならない」と「圧力重視」の姿勢を強調。「拉致問題は後退しているわけではない。交渉は一つ一つ辛抱強くやらなくてはいけない」と述べた。

 このほか、福田氏は年金記録紛失問題について、「官僚の問題もあったが、政治家の監督責任は極めて重い」と指摘、問題解決に全力を挙げる姿勢を強調したが、期限の言及はなかった。
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by deracine69 | 2007-09-17 21:48 | 政治  

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