200校閉鎖へ NOVA衝撃の朝 生徒「ポイント使い切る」

9月20日16時59分配信 産経新聞

 「何も聞いていない」-。英会話学校最大手のNOVAが、都市部を中心に200校前後の閉鎖を検討していることが明らかになった20日、同校の講師やスタッフらには驚きや動揺が広がった。生徒勧誘時の誇大表現などが特定商取引法違反にあたるとして、経済産業省から一部業務停止命令を受けてから約3カ月。大量閉鎖で今後、受講生の間にさらに不安が拡大しそうだ。

 大阪市阿倍野区の天王寺本校に週3日通う貿易会社勤務の女性(31)によると、NOVAの社員から先月、「世間ではいろいろいわれているが、もっと良い会社にするので何も心配はいらない」と説明があったという。女性は「レッスンの残りポイントはあと20回分ぐらいだが、6年間通って英語も上達したし、この先NOVAがどうなるのか分からないので、新規購入はせず早めにポイントを使い切って辞めるつもり」と話した。

 一方、なんば本校近くの同社統括本部(本社)では、推進2課(広報担当)の倉辺喜之次席が開口一番、「会見の予定は一切ありません」と話すなどピリピリムード。ピンクの「NOVAうさぎ」グッズが並ぶ大部屋では社員らが報道機関の電話対応などを行った。

 NOVAが教室の一部閉鎖を検討せざるを得ないのは、テナント料の支払いが滞っている物件が多く、約900もの教室の膨大な家賃負担が事業継続の足かせとなるからだ。テナント料が高い都市中心部の駅前の教室を含む大規模リストラで運営コストを圧縮、業績の改善を狙うが、関係者によると、毎月27日前後となる給与支払いの一部が7月分は8月1日まで、8月分も9月にそれぞれずれ込んだ。今月14日に予定していた外国人講師への支払いも一部で遅れが出ているもようだ。

 和泉府中校(和泉市)のカナダ人講師、ランディ・ポールマンさん(24)は「全国で200~300の店舗を閉鎖する話は以前から聞いていた。NOVAに講師や社員の給与を支払う能力は残っていない」。ある女性社員によると、中堅クラスを中心に社員が相次いで辞めているという。「残っているスタッフも限界。漏れ伝え聞く限りでは閉鎖は事実だと思う」と申し訳なさそうな様子だった。




NOVA200校閉鎖へ 生徒離れ加速、経営深刻化
9月20日16時58分配信 産経新聞


 英会話学校最大手NOVA(大阪市)が10月末までに大阪府内のスクールを統合閉鎖するなど、大がかりな教室閉鎖を進めていることが20日、分かった。不採算校の閉鎖で家賃や人件費を圧縮するのがねらい。閉校は100校を上回るとみられ、最終的には200校前後にまでふくれあがる可能性もある。社員の給与遅配などで在校生の不信感が募るなか、さらに生徒離れが加速することが懸念される。

 閉校するのは、東京都、大阪府、愛知、兵庫両県など、都市部が中心となる。近隣に複数校ある地域で教室の一つを閉め、他校に統合するケースが多い。テナント料の支払いが滞り、物件所有者からの立ち退きを求められた拠点もあるとみられる。閉校するスクールのなかには、子供向けの教室「NOVA KIDS」のスクールも約50校含まれるとみられる。

 閉鎖が決定した「なかもず校」(大阪府堺市)は、19日に同社統括本部から「10月30日で営業を終了する」との連絡があったという。天王寺本校(大阪市阿倍野区)と“統合”するとの名目で、所属する約400人の生徒は天王寺本校に引き継がれる。同校スタッフが現在、はがきや電話で受講者への連絡をとっている。

 NOVAの広報担当者は「現時点で機関決定した事実は一切ない。200校というような大規模な閉校は検討している事実もない。機関決定を経れば証券取引所を通じて速やかに開示する」と、大量閉校を否定。8、9月中の閉校も「あくまで不採算校を統合して経営効率を上げるための、通常のペースでのスクール統廃合に過ぎない」とした。
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by deracine69 | 2007-09-20 16:59 | 政治  

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