首相代理を置かない自民党政権の魂胆は「審議拒否」

9月23日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 身内の総裁選で国会を中断している自民党に、「審議拒否したいだけではないか」という疑いが浮上している。

 国会は安倍の辞意から1週間空転している。新首相が組閣する25日まで、さらに最低1週間はロスされてしまう。それでも首相官邸は、(1)事故(2)欠けた――のいずれの規定にも該当しないとして臨時代理を置いていない。代理1番手の与謝野官房長官も「いつでも首相に決裁をいただく体制は整えている」と知らぬふりだ。これでは国会審議から逃げているとみられても仕方がない。

「国会は安倍首相の所信表明演説に対する代表質問の段階で止まっています。ただ、会期が短い臨時国会では、代表質問をやらずに委員会審議を始めるのが普通。代表質問をやらなくても問題ないのです。それなのに病室でハンコを押せるから……という与党は無責任です」(政界事情通)

●小渕入院では国会を続けたのに…

 国会会期中は1日3億円の税金がかかる。2週間なら42億円だ。開かれてもいない委員会の委員長にも1日6000円の委員長手当が支給される。「税金ドロボーと言われる」(民主党・鳩山由紀夫幹事長)と文句が出るのも当たり前だ。

「首相が代われば内閣の方針も大臣も変わります。大臣に答弁を求めても意味がない、というのも与党が国会を開かない理由になっています。しかし、小渕首相が倒れたときは、青木官房長官(当時)が臨時代理となり、本会議や委員会を開いています。首相が福田でも麻生でも自公政権に変わりはないし、宙に浮いた年金の名寄せを1年で終わらせるとか、引き継がれる政策も多い。十分に審議を進められるはずです」(政界関係者)

 野党に多数を握られた参院で、政治とカネや年金の問題をガンガン攻められたくないから逃げている自民党は審議拒否政党に変身か。
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by deracine69 | 2007-09-23 10:00 | 政治  

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