自民党新総裁に福田康夫氏 330票で麻生氏に大差
2007年09月23日15時11分 朝日新聞安倍首相の辞意表明に伴う自民党総裁選が23日、投開票され、元官房長官の福田康夫氏(71)が幹事長の麻生太郎氏(67)を破り、第22代総裁に選ばれた。
投票は同日午後2時から自民党の両院議員総会で行われ、開票の結果、福田氏330票、麻生氏197票だった。福田氏は25日、衆参両院の首相指名投票で第91代首相に選ばれ、同日夜にも新内閣を発足させる。
自民党総裁としての福田氏の任期は、安倍氏の残り期間の09年9月末まで。1976年12月から2年間務めた父赳夫氏に続き、初めて親子2代での総裁となった。
福田氏は24日に新三役を決定。25日の首相指名投票では、与野党が逆転した参院で民主党代表の小沢一郎氏が指名される見通しだが、憲法の規定で衆院の判断が優越することから、最終的に福田氏が首相に選出される。衆参の指名が異なれば史上4例目になる。
福田氏は、所属する町村派だけでなく、津島、古賀、山崎、伊吹、二階、谷垣、高村派の計8派閥の支持を受け、優位に選挙戦を進めた。森、小泉両内閣の官房長官として歴代最長の1289日を務めた実績から、安定感に評価が集まった。
自民新総裁に福田康夫・元官房長官を選出…得票は330票
9月23日15時34分配信 読売新聞
安倍首相(自民党総裁)の辞任表明に伴う自民党総裁選は23日、党本部で投開票が行われ、元官房長官の福田康夫氏が、党幹事長の麻生太郎氏を大差で破り新総裁に選出された。
得票数は、福田氏が330票、麻生氏は197票だった。
同党の両院議員総会であいさつした福田新総裁は「全身全霊を込めて職務に励みたい。国民の信頼を取り返し、着実に政策を実行する政党に生まれ変わりたい。その先頭に立ってやりたい」と述べた。
<自民総裁選>福田氏を選出 麻生氏に133票上回る
9月23日15時20分配信 毎日新聞
自民党の第22代総裁に福田康夫元官房長官が選出された。同党は23日の両院議員総会で、安倍晋三首相(自民党総裁)の退陣に伴う総裁選を行い、党所属国会議員と各都道府県連の代表者による投票の結果、福田氏が330票を獲得。197票を得た麻生太郎幹事長を133票上回り、新総裁に選出された。任期は安倍首相の残り任期となる09年9月30日まで。
福田氏は同日夕に就任記者会見を行い、幹事長をはじめとする党役員人事に着手。24日に幹事長など党の新役員を指名し、公明党の太田昭宏代表らとの政策協議で公明党との連立政権維持を確認する。25日には国会の首相指名選挙を経て新首相に就任し、同日中の組閣を目指す。「福田新政権」の党役員・閣僚人事が当面の焦点となる。
両院議員総会は午後2時から党本部で行われ、党所属国会議員(衆院304人、参院83人の計387人)各1票、47都道府県連代表各3票(計141票)の計528票(無効1票)で争われた。臼井日出男・総裁選管理委員長が開票結果を読み上げ「福田新総裁」誕生が決まった。
福田氏は麻生派を除く党内8派閥の支持を取り付け、国会議員票で優位に立った。地方票では、麻生氏が東京、大阪など都市圏や九州地方で健闘した。
福田氏は衆院当選6回(群馬4区選出)の71歳。故福田赳夫元首相の長男。00年10月、第2次森内閣の官房長官に就任し、続く小泉内閣でも官房長官を務め、歴代最長の1289日の在任記録を作った。06年の「ポスト小泉」の総裁選では、同派閥の安倍晋三首相が出馬したため、立候補を見送った。
by deracine69 | 2007-09-23 15:11 | 政治