<福田新総裁>消費税上げ幅、時期明言せず 論議棚上げか

9月23日22時59分配信 毎日新聞

 福田康夫氏は、年金財源を確保するうえで消費税率の引き上げはやむを得ない、との考えだ。23日の記者会見でも、「これから議論することになる」との認識を示したが、参院第1党の民主党は引き上げに反対しており、与党主導で具体的な検討作業を進めることは事実上困難な情勢だ。増税論議は少なくとも次の総選挙まで棚上げされる公算が大きい。

 福田氏はこれまで、09年度に基礎年金の国庫負担を現行の3分の1から2分の1に引き上げるための財源(約2・5兆円)として、消費税率の引き上げを検討しなければならないと語ってきた。ただ、あくまで将来的な課題だとの認識で、23日の会見でも具体的な上げ幅や時期について回答を避けるなど、慎重さを崩さなかった。一方で「民主党と協議するテーマ」である点を強調した。

 自民党内には、基礎年金を全額、消費税でまかなう民主党案について「魅力があり、十分耳を傾けて建設的な議論をしていきたい」(党税制調査会の津島雄二会長)という歩み寄りの姿勢も見られる。ただ、当の民主党は、7月の参院選で「消費税率5%維持」を掲げて圧勝しており、総選挙を前に、自民党との協議に応じる可能性は低い。

 とはいえ、基礎年金の国庫負担引き上げの財源をどうするかは、早急に詰めなければならない課題だ。臨時国会での与野党の論戦が注目される。【川口雅浩】
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by deracine69 | 2007-09-23 22:59 | 政治  

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