安倍首相13日ぶり官邸に 最後の閣議に出席

9月25日11時41分配信 産経新聞

 安倍晋三首相は25日午前8時52分ごろ、最後の閣議に臨むため入院先の病院から13日ぶりに東京・永田町の首相官邸に戻った。



 紺色のダークスーツにブルーのネクタイ姿。前日、東京・信濃町の慶応大学病院で見せた弱々しい様子とは違い、しっかりした足取りで官邸に入った。

 エントランスで報道陣から「おはようございます」と声をかけられると、大またで歩きながら軽くうなずき、手をあげて応じた。

 閣議室前の控室では口を真一文字に結び、報道陣の撮影に応じた。顔色はあまりよくなく、前夜眠れなかったのか目はやや充血ぎみだった。

 普段は控室で談笑する閣僚たちも、この日ばかりは全員が無言だった。

 9時過ぎに始まった閣議で安倍首相は「こういうことで総辞職になった。ありがとうございました」とあいさつ。

 冬柴鉄三国土交通相が「(安倍内閣は)防衛庁の省昇格、教育基本法の改正、国民投票法の制定と歴史に残る3つの業績を残した」とたたえ、「若いから体をしっかり治してください」と声をかけた。

 伊吹文明文部科学相は涙ぐんで首相にお礼を言った。首相は最後に全閣僚と握手して回り、全員に拍手で送り出された。

 鳩山邦夫法務相は「非常に感動的だった。われわれのほうが涙目になった」と話した。


「職責全うできず心よりおわび」…総辞職で安倍首相が談話
9月25日11時25分配信 産経新聞


与謝野馨官房長官は25日午前の記者会見で、安倍内閣の総辞職に伴う安倍晋三首相談話を発表した。
 談話は以下の通り。
     
                  ◇

 安倍内閣は、本日、総辞職いたしました。
 まず始めに、国民の皆様に対し、職責を全うすることができなかったことについて、心よりおわび申し上げます。

 昨年9月に内閣を発足して以来、「美しい国創り」を掲げ、イノベーションとオープンを軸とする成長戦略を進めるとともに、教育の再生や公務員制度の改革、地方分権改革など、戦後長きにわたり続いてきた諸制度を大胆に見直す「戦後レジームからの脱却」を進めてまいりました。また、この間、基本的価値を共有する国々との連携強化、アジア地域の平和と繁栄に向けた取組、気候変動問題の解決に向けた「美しい星50」の提案など、「主張する外交」を力強く展開してまいりました。

 1年間という短い期間ではありましたが、戦後初めての教育基本法の改正、憲法施行後60年間にわたり整備されてこなかった憲法改正のための国民投票法の制定、防衛庁の省への移行など、戦後の政権が成し得なかった改革を成し遂げ、また、社会保険庁の廃止・解体、財政規律の強化、道路特定財源制度の見直し、米軍再編などの課題についても、その道筋をつけることができたことは、ひとえに国民の皆様のご理解とご助力のおかげであると心より感謝申し上げます。
 今後、新たな内閣のもとで、時代の変化を見据えた新たな国づくりが、力強く進められることを切望しています。

 ここに、これまでの国民の皆様のご支援とご協力に対し、重ねて心より御礼申し上げます。
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by deracine69 | 2007-09-25 11:41 | 政治  

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