<福田内閣>官房長官交代劇…権力移動を象徴

9月26日3時8分配信 毎日新聞

 福田康夫首相の組閣人事で、横滑りもなく交代したのは、与謝野馨官房長官、自民党幹事長に就任した伊吹文明前文部科学相の2人だけだった。ただ、麻生太郎前自民党幹事長と安倍晋三改造内閣の両輪とみなされた与謝野氏の退場は、「安倍」から「福田」への権力移動を象徴的に示しているようだ。



 与謝野氏は、安倍改造内閣で8月27日に就任したばかりで、在任期間30日という短命となった。25日の記者会見で安倍氏については「あの健康状態で気力、体力を使って首相にふさわしい行動を取ろうとした。男として最後まで頑張った」と持ち上げた。

 今回の官房長官交代劇は、安倍氏の退陣に絡み、総裁選で福田首相の対抗馬だった麻生氏と与謝野氏による「クーデター」説が政府・与党内に流れたことも影響したようだ。こうした空気に、与謝野氏は今月中旬、党幹部に「中川秀直前幹事長に全く事実無根のうわさを振りまかれた」と怒りを爆発させた。元々、経済成長路線の中川氏と対立する与謝野氏は、会見でも「『市場がすべて決める』という原理主義的な考え方は、政権移動を機に薄らいでいく」と中川氏らをあてこすった。

 「1カ月長官」の感想については「歴史を書く方々にこの9月の出来事は評価していただければと思う」と語り、昨年秋にいん頭がんの大手術後、3カ月の入院を経て復活した身だけに、最後まで無念さをにじませていた。【西田進一郎、坂口裕彦】
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by deracine69 | 2007-09-26 03:08 | 政治  

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