民主小沢氏、福田内閣を批判

9月25日23時15分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎代表は25日、国会内で記者会見し、新首相に指名された自民党の福田康夫総裁に対して、早期に衆院を解散して総選挙を実施することを要求した。また、野党各党幹部は同日、ほとんどの閣僚が再任された福田内閣の布陣について、「平凡な内閣だ。一見安定しているようで、不安定な幕引きの内閣だ」(山岡賢次民主党国対委員長)と一斉に批判した。



 小沢氏は、自身が指名された参院本会議の様子を、国会内の民主党控室のテレビで見守った。この後、記者団に「大変光栄だ。(首相指名の衆参のねじれは)選挙でわれわれが過半数をとったんだから、結果はこうなるに決まっている。後は衆院(解散)で国民の判断を問う以外にない」と強調した。

 その後の記者会見でも小沢氏は「参院が最も直近の主権者の意思を反映した議席数となっている。衆院で、もう一度国民の判断を仰ぐ以外にないだろう」と指摘。憲法上は衆院が指名した福田氏が新首相に選出されたが、現実の“政治的正当性”は野党側にあるとの自信を示したものだ。これに関連、他の野党首脳も「参院こそ、直近の民意を反映している」(福島瑞穂社民党党首)などと指摘した。

 また、小沢氏は会見で、福田新首相については「個人的なことに論評はない。自民、公明両党の政権であるのは(首相に)誰が代わっても同じだ。自公両党が進めてきたことが日本社会をゆがめ、あらゆる分野で不公正、不平等、格差を生んだ。こういう政権は1日も早く終わってもらう以外にない」と述べた。 

 一方、焦点のインド洋における海上自衛隊の補給活動継続について、小沢氏は記者会見で、「この問題の考え方は党で決まっている。その主張を続ける」と、継続反対を改めて表明した。福田氏が意欲を見せる党首会談については「要件があって会談したいなら拒みはしない」と述べたが、「水面下の談合はしない」(国対幹部)構えだ。

 ただ、小沢氏は福田政権の対野党融和姿勢に警戒感を持っているようだ。自公両党が政治資金収支報告書の経常経費などの1円以上の領収書添付で合意したことについて「(与党は)オープンな仕組みに合意したように見せているが、一般に公開しないという。それは公開ではない」と反発。野党が主張してきた高齢者医療費の負担増の凍結を与党が検討していることにも「与党が無理やり(負担増の法案を)通した。今になって、というたぐいの話だ」と牽制(けんせい)した。
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by deracine69 | 2007-09-25 23:15 | 政治  

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