もう幕を下ろした「美しい国づくり」推進室

10月4日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 安倍前首相のスローガンである「美しい国」を実現するため、今年3月に鳴り物入りで設置された内閣官房の「『美しい国づくり』推進室」がひっそりと看板を下ろしていた。

 この「美しい――」推進室の目的は、日本の文化、芸能、歴史、産業などから、優れたものを選び出して内外に発信すること。

 有識者会議のメンバーには座長で日本画家の平山郁夫氏、東大大学院教授の山内昌之氏、京舞の井上八千代氏、漫画家の弘兼憲史氏、東映社長の岡田裕介氏、iモード発案者の松永真理氏ら12人が迎えられていた。

 しかし、安倍が途中で政権を放り出すとその道連れとなり、4月の初会合からわずか2回の会議を行っただけで幕引きとなった。

 推進室は安倍辞任後の9月21日に、HP上に取ってつけたように、「『美しい国の粋(すい)』の最終取りまとめについて」というニュースリリースを発表。その内容は「“日本らしさ、ならでは”は、一人ひとりの内面や日常の行動にあることを再認識」など、どうでもいい考察だから呆れてしまう。

 安倍チャンの肝いりで官邸に設置された会議は「教育再生」「イノベーション」「アジア・ゲートウェイ」など70以上。単なる思い付きと人気取りのために一体いくらの税金をムダにしたのか、きちんと検証すべきだ。
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by deracine69 | 2007-10-04 10:00 | 政治  

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