安倍首相が陳謝…辞任表明は「最悪のタイミングだった」

2007年09月25日 サンスポ

f0013182_15474248.jpg 機能性胃腸障害と診断され13日に緊急入院した安倍晋三首相(53)が24日、入院先の慶応大病院(東京・信濃町)で会見した。やつれ、うつろな表情で「辞意表明は所信表明演説直後の最悪のタイミング」と自ら切り捨て、国政の混乱を招いたことを国民や与野党関係者に陳謝した。

 11日ぶりに姿を見せた安倍首相は、生気がうせ、スーツがワンサイズ大きく見えるほどやせていた。ゆっくりとした足取りで定刻より3分遅れて会場入り。「体調が悪化し続け体力に限界を感じ、首相の責任を全うすることができないと決断し辞任表明となった。(12日の)退陣会見では首相が在職中に体調について述べるべきでないと考えた」と語り、体調悪化が退陣の「最大の要因」だったと明かした。

 報道陣の質問にも答え、自民党の麻生太郎前幹事長(67)が退陣に追い込んだとの「クーデター説」には「全く違う。そんな事実は存在しない」と否定。今後の政治活動には「一国会議員として力を尽くしていきたい」と議員辞職を否定し、次の衆院選にも出馬したい考えを示した。

 会見は体調を考慮して短めの18分ほど行われ、首相は着席したままだった。声は時折震え、ハリがなく、かすれ気味。力強さも消えうせ、かつて貫いていたカメラ目線も見られなかった。

 同席した主治医は「食欲が低下し全身衰弱の状態だった。食欲が回復せず、(入院前の数カ月で)約5キロ減った体重も全く戻っていない」と説明。首相は25日の内閣総辞職を決める閣議と、首相指名選挙が行われる衆院本会議には、病院を一時的に出て出席する。

★精神科医・香山リカさん「憔悴進んでいるように見える」

 会見した安倍首相について、精神科医の香山リカさんは「辞任表明会見の時より憔悴が進んでいるように見えた。無理して首相としての体面を取り繕っていたのが、入院したことで逆に病状が一気に出たのだろう」と分析。政治評論家の小林吉弥氏は、議員生活の続投は「厳しいものとなるだろう」と指摘した。

 25日の総辞職を残念がる声も。十年来の付き合いという俳優の石田純一さんは、政治とカネの問題に巻き込まれ「不運だった」とかばう。政府の教育再生会議メンバーで、居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹社長は「機が熟したら首相を目指して再チャレンジしてほしい」と首相のキャッチフレーズを用いてエールを送った。
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by deracine69 | 2007-09-25 15:45 | 政治  

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