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中国豚の青耳病発症例は29万頭、隣国へ感染は事実無根と否定

2007年09月25日 21:32 IBTimes

 李金祥中国農業省獣医局巡視員は24日の会見で、中国政府が豚の青耳病発生に関する情報開示を怠っているとの指摘に対して、「中国のどんなレベルの獣医主管部門でも疫病発生状況に関する報告をしない場合は、法律の制裁を受けることになっている」と強調。そのうえ、06年夏の豚の高熱病を発生してから、「われわれはいち早く国際機構と関係貿易国に通達した」と反論した。

 また、中国のブタの青耳疫病がベトナムとミャンマーに蔓延していると一部メディアが伝えたことについて、李巡視員は、両国から同様のウイルスが見つかった情報がないとしたうえで、ブタの青耳疫病は1987年に米国で初めて確認された後、カナダやドイツ、オランダなどにも広がっていた。中国では1996年に初めて分離されたウイルスと北米で発生したブタの青耳疫病によく似た同源性が発見された。「中国もブタの青耳疫病感染の被害国であり、近隣諸国に感染させたことはない。(報道は)事実無根である」ときっぱりと否定した。

 今年に入ってからブタの青耳病の発症例が約29万頭で、中国政府は無料のワクチンを配るなどで感染の拡大を防いでいるとしている。

 中国では今年に入り、豚肉の価格が急騰している。同病による供給減少が主因とみられる。

 豚の青耳病の正式名称は「豚生殖呼吸器障害症候群(PRRS)」、豚の繁殖や呼吸機能に障害が生じる疫病で、発病すると高熱や呼吸困難、食欲不振などの症状が出る。感染率は極めて高いが、人への感染はないとされる。(日中経済通信)

by deracine69 | 2007-09-25 21:32 | アジア・大洋州  

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