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首相 集団的自衛権見直しに消極的 参院代表質問終了、路線継続言及せず

10/06 07:38 北海道新聞

 参院本会議は五日、各党の代表質問を続行。福田康夫首相は、安倍晋三前首相が前向きだった集団的自衛権に関する政府解釈見直し路線の継続に消極的な姿勢を示した。

 首相は、安倍前首相が設置した、集団的自衛権の個別事例を研究する政府の「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」について、「結論を予断することなく議論してきた」としながらも「今後の扱いはこれまでの議論の経緯を踏まえて検討する」と述べた。

 また、元陸上自衛隊イラク先遣隊長の佐藤正久参院議員が派遣当時、攻撃を受けた他国部隊への「駆けつけ警護」を行う考えだったと発言したことについても「現行法上認められていない」と明言。容認に傾いていた懇談会の議論を事実上否定した。いずれも社民党の福島瑞穂党首への答弁。

 離婚後三百日以内に生まれた子を一律に前夫の子と推定する民法規定について、首相は「基本的に維持されるべきものだ」として法改正に消極的な考えを表明した。

 増田寛也総務相は、自民党の椎名一保氏が夕張市の財政再建計画について「厳しいとの声がある」と指摘したのに対し、「再建が計画に基づき、確実かつ早期に進められるよう必要な支援を行う」と述べた。

 国会は衆参両院での三日間の代表質問を終え、九日から論戦の舞台を衆院予算委員会に移す。

by deracine69 | 2007-10-06 07:38 | 政治  

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