<大阪市長選>政府・与党、大都市圏でも追い風吹かず…

11月19日20時1分配信 毎日新聞

 福田政権発足後初の大型選挙となった大阪市長選(18日)で自公推薦の現職候補が民主など推薦の新人候補に5万票の大差で敗れたことの波紋が19日、広がった。政府・与党は国政への影響否定にやっきだが、地方組織の弱体化に加え大都市圏でも追い風が吹いていない実態が判明。古賀誠選対委員長は同日、記者団に次期衆院選について「任期はあと2年ある。(衆院で再議決できる)3分の2の議席(確保)に及ばないなら、考えようによっては任期満了だっていい」と述べ、早期解散に慎重論を展開した。

 福田康夫首相は19日午後、首相官邸で「残念だけれども地域の選挙ですから」と述べ、あくまで地域事情が敗因と強調した。自民党の伊吹文明幹事長も同日の記者会見で首相と同様の考えを示したが「反省点もある。国会議員と地方議員との関係を緊密にしないと次の選挙は大変だ」と指摘。敗因の一つに05年郵政選挙で初当選した議員と府・市議らとの不協和音があることを示唆した。

 毎日新聞が同市長選で実施した出口調査によると、与党推薦候補に投票したのは自民党支持層の6割。9割超に上った公明党支持層と対照的だった。公明党幹部は19日、「自民党がしっかりやってくれれば勝てた」と不満を漏らしており、選挙結果は自公連携にも影を落としそう。

 自民党は06年以降の政令市長選で推薦候補が福岡、北九州、札幌、広島で敗北。今春の統一地方選の44道府県議選でも民主党は都市部中心に過去最高議席を獲得する一方、自民党は過去最低にとどまった。小沢一郎代表の辞任騒動で与党にいったん浮上した次期衆院選の強気論に冷や水を浴びせられたことは、臨時国会での戦術にも微妙に影響しそうだ。【川上克己】
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by deracine69 | 2007-11-19 20:01 | 政治  

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