大阪府知事の政治団体 母親宅で事務所費計上

11/01 02:17 産経新聞

 太田房江大阪府知事(56)の政治団体「太田房江を支える東京の会」が今年8月下旬までの約1年4カ月間、東京都江東区の母親が住むマンションを主たる事務所として届け出ていたことが31日、分かった。同会は平成18年分の政治資金収支報告書に事務所費として約76万5000円を計上している。会計責任者はその使途について「賃料や通信費として支出している」と説明したが、母親は「自宅が事務所になったことは一度もない」と話している。

 「東京の会」は15年に発足。元通産事務次官が代表を務め、同年6月と16年9月に都内のホテルで政治資金パーティー、17年11月と18年9月、今年9月には都内のホテルで「太田知事を囲む朝食会」を開いている。

 東京都選挙管理委員会への届け出によると、主たる事務所は18年4月、江東区の別のマンションから太田知事の両親名義のマンションに移された。このマンションには現在、太田知事の母親が一人で暮らしており、産経新聞社の取材に対し、「会のことはよく知らない」と述べ、事務所の所在地として届けられていたこと自体、知らなかったことを明らかにした。

 同会は今年8月23日、事務所の所在地を両親名義のマンションから東京都多摩市に変更を届け出た。新たな住所は、同会事務局長で会計責任者を務める山崎幸信氏(63)の自宅。山崎氏は産経新聞の取材に対し、「8月ごろ、会の幹部から移転の話があり、妻も家にいるからわが家でどうか、といった」と述べた。

 山崎氏は17年7月に会計責任者として届け出られているが、母親のマンションが住所として届け出られていたことについては「(実態は)よく知らない。郵便物などはだれかが定期的に取りに行っていたのでは」と話している。

 同会の18年分の政治資金収支報告書によると、経常経費として事務所費約76万5000円のほか、備品・消耗品費約4万3000円を計上している。政治活動費はパーティーや朝食会開催に要した費用を除くと、組織活動費など約43万6000円。朝食会による「利益」は約71万円で、これを上回る額が事務所費に充てられていたことになる。

 山崎氏は「今までに不都合なことがあったとすれば直していかなければならない。透明性のある内容となるよう今後とも心掛けていく」と話している。

 太田氏は、岡山県副知事、通産省官房審議官などを経て12年の知事選で初当選し、現在2期目。
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by deracine69 | 2007-11-01 02:17 | 政治  

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