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タイ観光相が邦人殺害現場を視察=首相の指示、観光客減に危機感

11月26日23時1分配信 時事通信

 【バンコク26日時事】タイ北部スコタイ県のタパンヒン寺院付近で日本人の川下智子さん(27)が殺害された事件で、タイのスラユット首相は26日、スウィット観光・スポーツ相に対して、殺害現場を視察し、事件の対応に責任を持つよう指示した。同相は同日夕、現場を視察後、時事通信の取材に対し、「こうした事件が二度と起こらないようにしたい」と述べた。

 スコタイはタイを代表する観光地の1つ。仏教寺院や巨大な仏像があり、1991年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。24日に行われたロイカトン(灯籠=とうろう=流し)祭りはスコタイ最大の行事で、川下さんも見物に訪れていた。

 スコタイ県は今年の年間観光客が約80万人に上ると予想。その半数はロイカトン祭りの見物客とみている。同相の現場視察は、観光客の安全に万全を期す姿勢をアピールし、事件を契機に観光客が減少するのを防ぐのが狙いとみられる。




<タイ邦人殺害>両親が遺体と対面 30日に帰国予定
11月27日19時37分配信 毎日新聞

 【バンコク藤田悟】タイ北部の世界遺産「スコータイ歴史公園」で大阪市の川下智子さん(27)が殺害されて見つかった事件で川下さんの両親らが27日、バンコクに到着し、タイ警察に収容されている遺体と対面した。

 警察によると両親は「娘はタイ旅行、特にスコータイを訪れるのを楽しみにしていた」と話し、事件の早期解決を要請したという。両親は30日に川下さんの遺体を伴って帰国する予定。

 警察は、川下さんのパスポートとカメラが見つかっていないことから、強盗目的の可能性が高いとみて捜査している。

 一方、スウィット観光・スポーツ相によると、スラユット首相は27日の閣議で「川下さんに深い哀悼の意を表し、家族におわびを申し上げたい」と述べ、観光地の治安改善に取り組むことを閣議で申し合わせた。


ブログで「めっちゃいい人ばっかり」 タイで刺殺日本女性痛ましいブログ
11月27日19時8分配信 J-CASTニュース

 タイ北部スコタイの寺院近くで日本人女性が首などを刺されて死亡しているのが見つかった。3週間ほど1人でタイを旅行していたと見られ、ブログには「タイ人めっちゃいい人ばっかり!」「めっちゃいいとこ!! 」などとタイに対する好印象を綴っていた。現地メディアでは、殺害のほかに性的な暴行をされていた可能性があると報じられており、あまりに残酷な結末になってしまった。

■劇団のブログに、タイでの体験を綴っていた。

 複数の現地紙などによれば、女性の遺体は2007年11月25日にタイ北部スコタイの寺院近くの参道脇の草むらで見つかった。この女性は大阪府在住で劇団員をしている川下智子さん(27)とみられ、首や腹に刺された跡があった。

 川下さんは2007年11月24日の晩にスコタイで行われた祭りに参加したあと、翌25日の深夜2時にゲストハウスを訪れたが、満員だったため荷物を残して立ち去った模様。25日7時に自転車を借りた姿が目撃されている。川下さんはその後、自転車で遺跡めぐりをしていたようだ。

 現地メディア「The Nation」によれば、殺害された可能性があるのは「午前9時から10時半のあいだ」で、当局が犯人は川下さんを待ち伏せしたあと、強盗し性的な暴行をしたと見ていると報じている。タイ当局は、同国への観光産業への風評被害を防ぐためにも捜査に全力を挙げているようで、すでにDNA鑑定などを始めている。

 川下智子さんは大阪の小劇団「空晴」に所属しており、同劇団のブログに、タイでの体験を死亡する10日ほど前まで綴っていた。(ブログは現在では閉鎖)

 ブログによれば、川下さんは11月3日ごろにタイに入国した模様で、その数日後にバンコクから映画「戦場に架ける橋」の舞台カンチャナブリーに訪れ、「のどかですごくいいところです」と書いている。その翌日にはチェンマイを訪れ、

  「今日はぶらぶら町を見て歩き、今ナイトバザール(絵文字)を見て帰ってきました。チェンマイのナイトバザールはバンコクと違ってちょっとおとなしめ」

と綴っている。

 さらに、その数日後には、

  「出国するときは、『私なんでタイに行くことにしたんやろ?タイってどうなん!! 」えとこなん?』なんて思ってたけど。めっちゃええとこ!! 」絵文字)人はいい人ばっかりやし(絵文字)、ご飯(絵文字)はおいしいし、楽しいこといっぱいあるし(絵文字)、犬(絵文字)もみんなええ奴やし!(中略)、今日は竹を簡単につなげただけのいかだに乗って川を下って帰ってきました。もの凄く楽しい!! 」

とも述べており、タイにかなりの好印象を持ったことが伺える。

■「タイ人めっちゃいい人ばっかり!」

 さらに11月15日のブログでは、チェンマイ南部に移動し、現地の親切な人の誘導で、「象使い学校」で象乗りを体験できた様子などが綴られ、

  「バンコクからチェンマイに向かう途中だというタイ人の女性が、ヒッチハイクをしていたわけでもないのに、わざわざ私の所にバックしてくれて『乗らないかい?(絵文字)』っていってくれたんです!まさに神様降臨!! 」絵文字)車中ではウェルターズオリジナル(飴)を一包み(六個入りくらい)をくれて(絵文字)、さらに良さげなゲストハウスの近くまで連れて行ってくれました。なんやろ。タイ人めっちゃいい人ばっかり!たくさんの人に助けられながら旅してるな~」

などと書かれている。

 最後のブログに書かれた「感謝感謝の旅はまだまだ続きます!この先もいい出会いがありますように」という言葉は、スコタイでの川下さんの結末を知っている者からすればあまりに痛々しいものだ。

 タイ在住のある日本人男性はJ-CASTニュースに対し、「日本で思われているほどタイは危険なところではないと思う」と語る。

  「日中でしかも、スコタイは観光地として有名なのだから、ひったくりやぼったくりぐらいしか普通は考えられない。日本人が、引ったくりに遭うならまだしも、殺されるなんてびっくりだ」

 この男性によれば、タイでは日本人女性の一人旅はそれほど珍しくなく、女性のバックパッカーも「結構いる」という。それほど現地では、「危険」という認識を持つような状況でもないらしい。しかし、外務省の発表では、殺人事件・強姦事件ともに日本の数倍の発生率だというデータもある。

 川下さんが劇団員だったこともあり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「ミクシィ(mixi)」では川下さんの知人やファンと思われる人の日記には、

  「あの黒目がちで可愛らしくて元気いっぱいだった川下さんがこんな事件で亡くなったなんて信じられない」
  「何故夢に生きている、前途ある人が殺されなければいけないのか」

などと悲しみが綴られている。


邦人女性、刺され死亡 タイの遺跡 未明に男性と飲食?
11月27日8時2分配信 産経新聞

 【バンコク=菅沢崇】タイ北部の古都スコタイの歴史遺跡公園で25日、日本人とみられる女性の刺殺体が見つかり、駐バンコク日本大使館は26日、身元を大阪市港区の川下智子さん(27)と確認した。25日未明に男性と川下さんとみられる女性が飲食していたとの目撃情報もあり、タイ警察が関連を調べている。

 タイ警察などによると、川下さんは同日午後1時(日本時間同3時)ごろ、世界遺産に登録されたスコタイ遺跡群の一つである寺院遺跡の入り口近くの草むらで倒れていた。首や腹をナイフのような刃物で刺されていたという。

 川下さんは同日朝からレンタサイクルで観光していたとみられ、自転車に乗る川下さんの姿が目撃されている。所持していたとされるパスポートがなかったが、現金2860バーツ(約9600円)は残ったままだった。


タイの邦人女性殺害、寺院参道に入った直後か
11月27日1時43分配信 読売新聞

 【スコタイ(タイ北部)=田原徳容】タイ北部スコタイのタパンヒン寺院そばで25日、日本人女性の刺殺体が見つかった事件で、在タイ日本大使館は26日、女性の身元を大阪市の川下智子さん(27)と確認した。

 タイ警察によると、解剖の結果、死亡推定時刻は25日午前10時~正午ごろと判明。川下さんは同日午前10時前に現場近くで入場券を購入しており、警察は、川下さんが寺院の参道に入った直後に殺害された可能性が高いとみて捜査を進めている。

 警察当局などによると、川下さんは、25日午前7時過ぎ、荷物を預けたゲストハウス近くで自転車を借り、周辺の寺院を見学。同9時45分に寺院手前700メートルの料金所で入場料40バーツ(約140円)を支払い、寺院に向かったという。料金所によると、川下さんはこの日最初の入場者だった。


タイ観光相が邦人殺害現場を視察=首相の指示、観光客減に危機感
11月26日23時1分配信 時事通信

 【バンコク26日時事】タイ北部スコタイ県のタパンヒン寺院付近で日本人の川下智子さん(27)が殺害された事件で、タイのスラユット首相は26日、スウィット観光・スポーツ相に対して、殺害現場を視察し、事件の対応に責任を持つよう指示した。同相は同日夕、現場を視察後、時事通信の取材に対し、「こうした事件が二度と起こらないようにしたい」と述べた。

 スコタイはタイを代表する観光地の1つ。仏教寺院や巨大な仏像があり、1991年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。24日に行われたロイカトン(灯籠=とうろう=流し)祭りはスコタイ最大の行事で、川下さんも見物に訪れていた。

 スコタイ県は今年の年間観光客が約80万人に上ると予想。その半数はロイカトン祭りの見物客とみている。同相の現場視察は、観光客の安全に万全を期す姿勢をアピールし、事件を契機に観光客が減少するのを防ぐのが狙いとみられる。


<タイ>殺害された日本人女性の身元判明
11月26日22時9分配信 毎日新聞

 【バンコク藤田悟】タイ北部の世界遺産「スコータイ歴史公園」で殺害されて見つかった日本人とみられる女性は26日、タイ警察などの調べで大阪市港区在住の川下智子さん(27)と確認された。

 警察によると、川下さんは今月4日にタイに入国し、国内や隣国ラオスを1人で旅行していたらしい。24日夜にスコータイ市内のゲストハウスに到着したが、満室だったので荷物を預けて1人で外に出た。25日朝に歴史公園内で自転車を借りた記録がある。

 遺体が見つかったのは、歴史公園内の西端の丘にある寺院「ワット・サパーン・ヒン」近くの草むらで、あまり人けのない場所という。

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by deracine69 | 2007-11-26 23:01 | アジア・大洋州  

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