衆参の海外視察 参院5割、衆院6割しか予算消化せず

2008.3.30 18:58 MSN産経ニュース

 今年度の国会議員の海外視察が、参院で予算額の約5割、衆院でも約6割しか消化できない見込みとなっていることが分かった。参院選や“ねじれ国会”の影響などで政局が緊迫し、海外視察に出かける時間が取れなかったのが原因。

 予算は海外の制度を勉強するためなどに計上されており、参院で2億円、衆院で3億5000万円が組まれていた。

 しかし、今年度は多くの視察が集中する夏に参院選(7月)が、秋には安倍晋三前首相の辞任劇などがあり、視察どころではない状況が続いた。やはり視察が集中する年末も、新給油法のための国会審議などで埋まり、その後も国会審議の紛糾で、議員たちは事実上の禁足状態のまま年度末を迎えた。

 参院事務局によると、今年度は約80人の海外視察を予定していたが、結局、約6割の46人しか派遣できず、最終的な執行額は約1億円の見込み。衆院は2月末時点で95人を派遣、予算の6割弱の1億9000万円しか消化できなかった。

 ただ、4月からの来年度予算では参院が今年度並みの約2億円を、衆院は今年度を上回る3億6000万円を計上している。両院は「今年度は特殊な事情が続いたが、来年度は例年通り執行できるはず」と算定の根拠を説明する。

 国会職員だった平野貞夫・元参院議員は「惰性で視察をするのではなく、突発事案に機動的に対応するなど、あり方を改革すべきだ」と指摘している。
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by deracine69 | 2008-03-30 18:58 | 政治  

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