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太田前知事の退職金8352万円、返納はあり? なし?

4月17日14時19分配信 産経新聞

 大阪府庁の出先機関で働いている一般職員の方からメールをいただいた。橋下徹知事が就任の際の訓示で職員らに「破産会社の従業員との認識を」と述べたことをこう記している。

 《破産会社ならまず経営陣の責任が問われます。橋下知事は、責任者だった太田房江前知事や当時の議員たちの責任を問うべきでは。破産会社ならもらえるはずのない退職金を受け取った前知事と橋下知事が握手するシーンに違和感を覚えたのは私だけではないと思います》

 この職員は、橋下改革が注目されていることについて「画期的」と評価する半面、《薬害問題と同様、過去の反省と総括も欠かせません。筋を通すという意味で、不作為にせよ事態を悪化させたということで前知事や当時の議員たちに退職金の全額返還を「お願い」してはどうでしょうか》と提案する。

 実は、太田前知事自身も前任の横山ノック元知事に退職金の返納を要求している。ノック氏が裁判で有罪になったからだ。ノック氏はすでに亡くなっているが、生存中に完済できなかったため、現在も遺族が分割で返済しているという。

 直接、犯罪にかかわらなかったケースでも、大阪市の関淳一前市長は、財政悪化などの責任をとってトップとしての道義的責任から退職金を返上、職員のヤミ年金問題などをめぐっては、前任の市長からも返還を求めている。

 府によると、太田前知事の退職金は2期あわせて8352万円にのぼり、満額受領しているという。

 橋下知事はすでに自身の退職金半減を決めているほか、府職員には「破産会社の従業員だ」と通告し、府民には「我慢してほしい」と訴えている。太田前知事に遠慮する必要はないはずなのだが。 (河)

by deracine69 | 2008-04-17 14:20 | 行政・公務員  

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