日中外相会談 高村氏、チベット問題で対話姿勢呼びかけ

2008年04月18日00時21分 朝日新聞

 高村外相は17日夜、外務省飯倉公館で中国の楊潔チー(ヤン・チエチー)外相と会談した。チベット自治区などの騒乱を巡り、高村氏がダライ・ラマ14世側との間で無条件の対話を求めたのに対し、楊氏は騒乱の原因はダライ・ラマ側にあるとの立場を崩さなかった。

 両外相は、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の訪日日程を5月6~10日とすることで合意した。

 楊氏はチベット問題について「対話の扉は開けている。誠意があるなら行動で示して欲しい」と述べ、ダライ・ラマ側が北京五輪への妨害をやめるべきだと主張。高村氏は「五輪の成功を期待している」と述べる一方で「人権は国際的な関心事項で、五輪に影響が出ないように適切に対処して欲しい」と訴えた。

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件について、両外相は一日も早い真相解明のために捜査協力を進めることを再確認。東シナ海のガス田共同開発の問題は「努力の継続で一致した」(高村氏)にとどまり、いずれも胡主席来日前の解決は難しい情勢だ。

 両外相は主席訪日時にまとめることを検討している「第4の共同文書」を視野に、日中関係全般や国際情勢について意見交換。高村氏は日本の国連安保理常任理事国入りへの支持表明を求め、北海道洞爺湖サミットの主要議題となる地球温暖化問題で「ともに実効性のある国際的枠組みに参加する必要がある」と強調した。(塚本和人)
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by deracine69 | 2008-04-18 00:21 | 政治  

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