関空とりあえず発着回数“合格”も「かなり厳しい」

4月18日22時44分配信 産経新聞

 関西国際空港会社は18日、平成19年度の発着回数が12万8943回だったと発表した。昨年8月オープンの第2滑走路の予算付けの条件として、国から求められた13万回程度(関空会社は12万9000回と解釈)に57回届かないが、村山敦社長は定例記者会見で「認めてもらえる数字」と述べ、目標をクリアしたとの認識を示した。

 また、20年度に求められていた13万5000回の目標を13万7000回に上方修正することも明らかにした。12万8943回は開港(平成6年9月)以来最高。中国便や貨物便を中心に、国際線の就航便数は過去最高を記録。国内線も伊丹空港からの路線移管があり、順調に増加した。ただ昨年秋からは原油高などによる欠航で、見込みよりペースダウン。達成が危ぶまれていたが、就航便数のピークとなった3月にほぼ予定通りの就航があったことで、目標に近い数値になった。

 19年度実績に関し、国土交通省は「13万回程度に相当する水準」と評価。まずは合格点を与えた。関空会社は今後、2期島での旅客ターミナル整備などを目指す。ただ、それには今年度も目標達成が条件。しかも、12万9000回でも苦しんだにもかかわらず、独自に2000回上積みした目標を設定した。村山社長も「かなり厳しい」と認めており、達成には相当な努力が求められる。また就航便増の背景のひとつに、経済団体や大阪府などでつくる協議会が、新規就航の航空会社に着陸料を補助してきた制度の存在もあるが、大阪府の橋下徹知事が同制度の見直しを表明するなど、関空へのバックアップ態勢に不透明感が漂う。関空会社にとって、まだまだ厳しい状況は続きそうだ。
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by deracine69 | 2008-04-18 22:44 | 社会  

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