ベトナム、原油・石炭などの輸出関税を引き上げ
4月22日15時4分配信 ロイター[ハノイ 22日 ロイター] ベトナムは、原油の輸出関税を8%に引き上げた。財務省税務部門の当局者がロイターに明らかにした。同国は、日量約30万バレルの原油を輸出している。同当局者は「関税引き上げは、22日に即日実施される」と述べた。
また国営メディアによると、同国は石炭の輸出関税を10%から15%に引き上げたほか、鉄鉱石と銅鉱石に20%の輸出関税を設定した。国内需要の分を確保することが目的としている。
ベトナムは、2000年以来平均7.5%の成長を遂げており、電力需要を充たすために中国からの電力輸入や外資に対する電力市場の開放を通じ、エネルギー確保に努めている。
ベトナムは現在、生産した原油のほぼすべてを輸出している一方、大規模な精製施設がなく、石油製品はすべて輸入に依存している。
ベトナム初の精製施設は来年2月に稼動予定で、処理能力は日量14万バレル。また第2の施設は日量20万バレル規模で、2013年までの完成を目指している。
by deracine69 | 2008-04-22 15:04 | アジア・大洋州