誘拐から半年、中村さん解放へ努力継続
2008年4月7日19時30分 日刊スポーツイラン南東部で横浜国立大4年、中村聡志さん(23)が誘拐されてから半年が経過したことについて、イランのホセイニ外務省報道官は7日の記者会見で「治安当局はこの事件を追っており、さまざまな対応を取っている」と述べ、解放に向けた努力を続けていることを強調した。
中村さんの現在の拘束先や健康状態などは明らかにしなかったが「こうした努力が中村さんの解放につながることを期待している」と語った。
中村さんは昨年10月7日、南東部の古都バムを旅行中に麻薬密輸組織シャハバフシュの一派とみられる武装集団に誘拐された。集団は中村さん解放と引き換えに、イラン当局に拘束されている仲間3人の釈放を要求しているとされる。
イランのアハマディネジャド大統領は今月3日の共同通信との会見で、強行突入などではなく、武装集団との交渉による解決方針を強調。中村さんは「イラン国外にいる」とし、隣国パキスタンで拘束されているとの見方を示している。
by deracine69 | 2008-04-07 19:30 | 中東