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山口・光市母子殺害事件死刑判決 元少年の父親、判決後の心境語る

23日22時57分 FNN

山口・光市で起きた母子殺害事件の広島高裁のやり直し裁判で、22日に加害者の元少年に死刑の判決が言い渡されたが、元少年の父親は22日夜、判決後の心境について語った。

元少年の父親は「1審・2審で情状酌量の余地があるということで、無期懲役の判決が出たにもかかわらず、司法に対して、がっかりしたところもあるんですけれども、それを受けて、今回の判決が、1審・2審の無期懲役から死刑と簡単に変わるといういきさつ、これが非常に恐ろしい」、「相手に対して申し訳ないという気持ちはいっぱいです。だから、そういう気持ちをこれからずっと、わたしどもも背負っていくわけです。どこに行ったって、死刑の判決が出たって、これで終わったわけじゃありません」と語った。

22日の死刑判決について、遺族の本村 洋さんは、閉廷後の会見で「遺族が求めてきた死刑判決が下ったことに対しまして、本判決を下してくださった広島高裁には感謝しております。正しい判決が下されたと思っております」と語った。

裁判が続いたこの9年間について元少年の父親は「今回のことは、本当に自分でもびっくりしておりますんで、当初のころは本当に(息子を)恨んでおりました。子どもがこんなことしたばかりに、自分の人生もまっ逆さまで。やっぱりわが子ですから、どんな罪を犯す人間でもかわいいです。これは正直なところです」と語った。

そのほかにも事件後、祖母が急死、元少年の弟は家を出て連絡がまったくつかないと話した。
また、元少年の父親は「落ち着いたら息子に会いに行きます」と語った。
元少年の父親は「死刑判決で終わるんであれば、あとはまっとうに死刑が相当だったんだと思って、あえてそれを自分に受け入れるだけのことです」と語った。

by deracine69 | 2008-04-23 22:57 | 社会  

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