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26日、長野で聖火リレー=異例の緊迫ムード、厳重警備へ-市民「締め出し」も

2008/04/24-20:45 時事通信

 北京五輪の聖火リレーは、26日に長野市内で行われる。チベット問題への抗議から世界各地で混乱や計画変更が相次ぎ、長野県警などは当日、厳重な警備態勢を敷いて聖火ランナーの安全を確保する構えだ。8月8日の北京五輪開会式まで100日余り。本来は五輪の開幕間近を告げる華やかなイベントの聖火リレーが、異例の緊迫ムードに包まれている。

 長野聖火リレーを約1週間後に控えた18日、当初の出発地だった善光寺が参拝客の安全面などに対する不安に加え、チベット問題を理由にこれを辞退。長野市実行委員会はルート変更を迫られ、新たな出発地を善光寺本堂から南西約1キロにある県勤労者福祉センター跡地に決めた。コース全長は約200メートル伸びて、約18.7キロとなった。

 波乱含みの出発地変更を経て、同市実行委などは不測の事態も念頭に、より慎重な姿勢で本番に備えている。聖火リレーには80人のランナーが参加。野球日本代表の星野仙一監督、いずれもアテネ五輪金メダリストで競泳男子の北島康介選手、レスリング女子の吉田沙保里選手、女子マラソンの野口みずき選手のほか、タレントの萩本欽一さんらもいるが、星野監督が第1走者を務める以外は順番も走るコースも公表されていない。出発式の式典は関係者だけで行い、隣接するエリアを含め一般市民は立ち入り禁止とするなど、事実上市民を締め出す格好だ。

 聖火は25日早朝に東京・羽田空港に到着し、長野市に入る。同日はチベット支援団体が抗議集会などを行う予定。聖火リレー当日の26日は午前8時15分から出発式が行われ、リレーは昼すぎに終了する。沿道では複数の団体が抗議活動する見込み。一方では国内の中国人留学生が多数集まり、リレーを応援するとみられる。

by deracine69 | 2008-04-24 20:45 | 社会  

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