衆院山口補選 自民衝撃、党内混迷も 歳入法案、再議決方針崩さず

4月28日8時1分配信 産経新聞

 衆院山口2区補選で自民党候補が完敗したことに、与党は大きなショックを受けたが、30日の歳入関連法案の衆院再議決を行う方針は崩していない。ただ、自民党内の結束は今後ますます緩んでいく公算が大きく、党執行部は難しいかじ取りを迫られそうだ。

 報道各社の世論調査などで敗北の色が濃くなる中、古賀誠選挙対策委員長らは27日午後7時半すぎに続々と党本部入り。伊吹文明幹事長が姿を現したのは午後8時すぎで、NHKの「当確」速報に間に合わなかった。

 伊吹氏は厳しい表情で「古賀さんだけの責任じゃない」とつぶやき、古賀氏らと幹事長室にこもった。再び記者団の前に姿をみせたのは約2時間後の午後10時前。「後期高齢者医療制度の説明が不十分、不適切だった」と敗因を分析した。

 自民、公明両党の幹部らはまるで口裏を合わせたかのように後期高齢者医療制度を敗因に掲げた。福田政権の失策ではなく、この制度の導入に踏み切った小泉純一郎元首相に責任をなすりつけたいとの思いがにじみ出たといえる。

 マスコミへの責任転嫁の声も相次いだ。伊吹氏は「(マスコミが)本来の制度とは違うキャンペーンを張ったことが敗因だった」と強弁。町村信孝官房長官は「偏った報道も敗因の一つだ」とコメントした。古賀氏は「票差は予想の範囲内。国政への影響はないのではないか」と語った。

 それでも歳入関連法案の衆院再議決の先送りはもはや困難だ。「こうなったら出たとこ勝負だ」(中堅)と自嘲(じちょう)気味の声も上がる。
[PR]

by deracine69 | 2008-04-28 08:01 | 政治  

<< 気象庁、初の緊急地震速報  ご当地「ゆる歌」の衝撃 耳にこ... >>