河野衆院議長、チベット念頭に「主権内で処理すべき」と発言

5月8日13時33分配信 産経新聞

 中国の胡錦濤国家主席は8日午前、国会内で河野洋平衆院議長と会談した。河野氏は、チベット問題を念頭に「中国国内の問題は主権内で処理されるべきだ」と述べる一方、北京五輪成功へ期待感も示した。

 主なやりとりは以下の通り。

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 河野氏「主席の衆院訪問を歓迎する。日本訪問の機会を日中関係前進のきっかけにしたい。今回は今世紀初で、忙しい中5日間も訪問される。成功を記念したい」

 胡氏「衆院を訪問できてうれしい。議長は日中友好関係構築の立役者として著名だ。古い友人として知られている。日本と中国は2000年の友好の歴史がある。今回ただ単に善隣友好ということに加え、戦略的互恵関係にあることも確認できた。日中関係は最も重要な二国間関係であり、世界の中の日中関係だ。福田康夫首相との会談を行い、人的交流促進などについていい話し合いができた」

 河野氏「日中共同声明は内容が濃く良かった。日中は主権国家として尊重信頼すべきだ。中国国内の問題は中国の主権内で合理的に処理するという風に思う。日中はアジア、世界のために努力、協力すべきだ。そのためには世界の理解も必要だ。政府間の対話はもちろん重要だが、国会議員は庶民、消費者に近い立場だ。そうした議員の交流は非常に重要だ」

 河野氏「現在、人類の抱えている最も大きな問題は2つある。環境と平和だ。7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で環境問題は取り扱われる。また日本にとって原爆問題は忘れられない問題だ。次に主席が訪日する際はぜひ広島を訪問してほしい。北京五輪も上海万博もぜひ成功してほしい」

 胡氏「北京五輪は世界の祭典だ。アジアの祭典でもある。開会式が近づいているが、議長には五輪の成功を指示する議員連盟の会長も務めてもらっており感謝している。中国政府も成功に向け努力する。日本の皆さんにもぜひ多数観に来てほしいし、日本選手の健闘も祈る。特に若手を中心とした議員交流にも新たに取り組みたい。以前長崎を訪問し、日本国民の気持ちも理解した。世界の軍縮推進に努力したい。議長や他の議員の訪中も歓迎したい」
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by deracine69 | 2008-05-08 13:33 | 政治  

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