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東芝、売上高10兆円目指す中期計画を発表

5月8日20時11分配信 産経新聞

 東芝の西田厚聡社長は8日、経営方針説明会を開き、平成22年度に連結売上高10兆円、営業利益5000億円を目指す中期計画を発表した。売上高は平成19年度実績に比べて30%増、営業利益は2倍超にあたる。半導体事業を中心に前の3カ年より5000億円多い2兆2000億円の設備投資を計画するなど、「攻めの経営」を継続する姿勢を明確にした。

 売上高10兆円は電機首位の日立製作所が18年度にすでに達成、松下電器産業が21年度の達成を目指しており、電機大手が相次いで大台に突入することになりそうだ。

 中期計画では半導体と電力の両事業への傾斜ぶりを改めて鮮明にした。半導体事業には全設備投資額の約半分にあたる1兆円超を投じ、中核の「NAND型フラッシュメモリー」の能力拡張に順次乗り出す。

 電力事業は原子力が柱。買収した米原発大手のウェスチングハウス(WH)と合わせて、2015年までに世界で33基の受注を見込む。東芝がWH社買収に投じた42億ドルの資金の回収期間も「当初の17年から13年に短縮される」(西田社長)見通しだ。

 一方、海外での事業拡大も同時に打ち出した。海外比率は19年度が売上高52%、営業利益が37%だったが、22年度にそれぞれ60%、50%に引き上げる。西田社長は実現に向け「今後3年間で海外の人員を1万6000人増やすとともに、新興国を中心に拠点を拡充する」と話した。

by deracine69 | 2008-05-08 20:11 | 経済・企業  

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