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スーダンPKO「自衛隊なら歓迎」 カジ国連特別代表

2008年05月09日03時01分 朝日新聞

 【オスロ=南島信也】スーダン問題担当の国連事務総長特別代表アシュラフ・カジ氏は7日、オスロ市内で朝日新聞記者とのインタビューに応じた。日本政府がスーダン南部での国連平和維持活動(PKO)に自衛隊派遣を検討していることについて「国会でしっかりと議論すればいい。日本が来てくれれば、最大限に歓迎する」と述べた。

 南北スーダンの和平合意後のPKOに当たる国連スーダン派遣団(UNMIS)代表でもあるカジ氏は「自衛隊はPKOの経験もあり能力も高い」と指摘。同日に会談した中山泰秀外務政務官らによると「現在の部隊は道路舗装などインフラ整備の技術が高くない。自衛隊派遣を強く要請したい」と述べ、施設部隊の派遣を求めたという。

 防衛省内では治安状況などから派遣に慎重な意見が根強い。カジ氏は「時々、衝突や犯罪はあるが、改善に向かっている」と語った。国際テロ組織アルカイダの拠点とされるスーダンの安定化は「単にアフリカの地域的な問題ではなく、グローバルな問題だ」とも述べ、日本の積極的な関与に期待を示した。

 UNMISには今年3月末現在で67カ国から約1万人が参加している。

by deracine69 | 2008-05-09 03:01 | アフリカ  

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