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元「KKK」の議員、オバマ支持表明 過去乗り越え決断

2008年05月20日22時29分 朝日新聞

 【ワシントン=小村田義之】米大統領選の民主党候補者指名レースで、上院最長老のバード議員(90)が19日、初のアフリカ系(黒人)大統領をめざすオバマ上院議員を支持すると表明した。20代のころ白人至上主義団体に参加したバード氏だが、過去を乗り越えて決断した。

 バード氏はオバマ氏と同様、イラク戦争に開戦時から反対。「オバマ氏は輝ける若き政治家。イラク戦争の惨禍から米国を救い出す勇気を持っている」と称賛した。

 40年代、白いずきんをつけた活動で知られる白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)に参加。64年に公民権法が制定された際も議事妨害(フィリバスター)で反対した。ただ、近年はKKKへの参加について「間違っていた」と謝罪している。

 13日の地元ウェストバージニア州予備選ではヒラリー・クリントン上院議員が41ポイント差で圧勝したが、あえてオバマ氏への支持表明に踏み切った。指名争いのカギを握る特別代議員の資格も持つ。

by deracine69 | 2008-05-20 22:29 | 北米・中南米  

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