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自民党:町村派、「ポスト福田」混とん 決め手不足、序列無視も

毎日新聞 2008年5月20日

 自民党町村派は19日夜、東京都内のホテルでパーティーを開いた。福田康夫首相まで4代続けて首相を出した党内最大派閥(所属議員86人)として、各派幹部ら約5000人の出席者を集め、力を誇示した。しかし、「ポスト福田」の総裁候補は固め切れておらず、幹部から「派の実態はばらばら」との声が漏れるなど、展望が描けない状況だ。

 同派代表世話人の中川秀直元幹事長はパーティーで「派内からこれからもヒーローやヒロインを続々と誕生させたい」と強調。そのうえで「改革の旗の下に、町村派や自民党の枠を超え、結集を呼びかけなければいけない」と政界再編の主導権を握る考えも示した。

 「ポスト福田」が固め切れないのは、同派会長を務めた町村信孝官房長官に総裁候補として派内の支持が集まらず、中川氏についても、女性スキャンダルが一因で森内閣の官房長官を辞任した経緯から、候補としてふさわしくないとの見方が強いからだ。

 そうした中で、同派出身の小泉純一郎元首相が同派中堅の小池百合子元防衛相を「将来の首相候補」と指名したり、派内若手が道路特定財源の一般財源化を要求して党執行部を突き上げるなど、序列無視の行動が目立っている。

 同派幹部からは「総裁候補がいなければ、派としての求心力は失われる一方だ」と、将来を不安視する声も出ている。【近藤大介】

by deracine69 | 2008-05-20 23:59 | 政治  

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